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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-07-10 / その他教養 / 学内講座コード:12A1612401

現代物理学を創造した天才たち その素顔と数式なしで辿る業績

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
7月12日(木)、 7月19日(木)、 7月26日(木)、 8月 2日(木)、 8月 9日(木)、 8月23日(木)、 8月30日(木)、 9月 6日(木)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
12,500円
定員
50
その他
11200円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
1900年12月半ばに、“量子” という概念が確立された。1905年には、光量子(photon)仮説がアインシュタインにより提唱され、1925年には、極微の世界の研究に不可欠な量子力学が誕生した。
他方、光速度に関わる相対論も発展し、現代物理学(Modern Physics)が成立、自然界にみられるあらゆる現象が解明できるようになった。

【講座スケジュール】
第1回 7月12日(木) 量子論と相対論の創造―古典物理学から現代物理学へ
詳細:1900年12月半ばに、量子(quantum)という概念が、熱放射現象の説明に不可欠なことが示され、現代物理学への胎動が始まり、1905年には特殊相対論が誕生した。現代物理学建設への歴史的歩みの開始であった。

第2回 7月19日(木) “量子” とは、また、“温度” とは一体何なのか―プランクとボルツマン
詳細:熱放射とは温度を持つ物体が、必然的にひき起こす電磁エネルギーの放射現象である。この現象は温度に関わり、この温度と量子の概念とは深いつながりを持つ。

第3回 7月26日(木) “光量子” と原子構造との関わり―アインシュタイン、ラザフォード、そしてボーア
詳細:光(電磁波)の放射と吸収の両現象は、原子構造と密接な関わりを持つ。熱放射と原子構造に関わった電磁放射との間にみられる固有の相異はなぜ生じるのか。

第4回 8月 2日(木) 量子力学と呼ばれる学問体系の確立―ドゥ・ブローイ、ハイゼンベルク、シュレディンガー
詳細:ドゥ・ブローイによる “物質波” 概念の提唱は、物質に対し革命的な解釈を生みだし、量子力学成立への足掛かりとなった。ハイゼンベルクとボルンによる行列力学とシュレディンガーの波動力学とは、いかにつながるのだろうか。

第5回 8月 9日(木) 物質の究極構造に迫る―パウリとフェルミ
詳細:物質の究極構造を離れて、量子力学の性格について語ることは、不可能だといってよい。物質の究極構造に迫ったラザフォードとボーア、更にその内奥を突いたパウリとフェルミの業績についてふれる。

第6回 8月23日(木) 量子電気力学の成立と発展―ディラックとファインマン
詳細:量子力学と特殊相対論を統一的に扱うには、ディラックによる天才的な発想が不可欠であった。更に、ファインマンという特異な天才は、量子現象をヴィジュアルな姿にしてみせた。

第7回 8月30日(木) 日本の物理学者からの寄与は―湯川と朝永は同級生
詳細:我が国の物理学者で、現代物理学の成立と発展に寄与したのは長岡半太郎、仁科芳雄ほかである。だが、現代物理学発展への大きな貢献は、湯川秀樹の中間子論と、朝永振一郎の量子電気力学理論とであった。彼らが京都大学で同級生だったのは、偶然だったのだろうか。

第8回 9月 6日(木) 現代物理学(Modern Physics)とは―宇宙創造の歴史と物質の究極構造の解明へ
詳細:現代物理学(Modern Physics)は、20世紀の半ばまでにほぼ完成し、現在では、自然界にみられるあらゆる現象、いい換えれば、物質の究極構造から宇宙にみられるマクロな現象の研究をすすめるための道具となっている。今後どのような道をすすむのだろうか。

講師陣

名前 桜井 邦朋
肩書き 神奈川大学名誉教授、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員
プロフィール 1956年京都大学理学部卒業。理学博士。1968年NASAゴダード宇宙飛行センター上級研究員。神奈川大学では工学部長、学長を歴任、2004年より現職。専門分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学、宇宙空間物理学。主要著書に『生命はどこからきたか─宇宙物理学からの視点』(御茶の水書房)、『天才たちの宇宙像』『夏が来なかった時代』(以上、吉川弘文館)、『宇宙物理学』(共立出版)、『日本語は本当に「非論理的」か』(祥伝社)、『新版 天文学史』(ちくま学芸文庫、筑摩書房)、『ニュートリノ論争はいかにして解決したか』(講談社)、『移り気な太陽―太陽活動と地球環境との関わり』(恒星社厚生閣)など。
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