講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-22 / その他教養 / 学内講座コード:12A1610201
日本の神々 中世の〈伊勢神宮〉を読み解く
- 開催日
- 6月 5日(火)、 6月12日(火)、 6月19日(火)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- その他
- 4500円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
日本人が長い時間をかけて育んできた神々に対する信仰は、明治政府の宗教政策によって変容を余儀なくされました。千年間続いた神仏習合は禁止され、仏教的要素は神社の境内から排除されていきます。また代々神職を務めてきた社家の多くが神社を離れ、祭祀内容も大幅に変更されました。その結果、現代人である私たちと前近代の人々の間には、神に対する認識に大きな隔たりができてしまったのです。本講座では、こうした溝を埋めるために、皇祖神としてとりわけ多くの人々の崇敬を集めてきた伊勢神宮を取り上げ、その中世的な姿を読み解くことによって、日本人が神や神社をどのように考えてきたのかを検討してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月 5日(火) 伊勢の神々―天照(あまてらす)大神と豊受(とようけ)大神
詳細:神宮の祭神について、その鎮座伝承や中世における展開をたどります。
第2回 6月12日(火) 秘説としての意匠―心御柱(しんのみはしら)と御形文(ごぎょうもん)
詳細:神宮の建築や装飾に隠された秘密とそこに込められた意味を探ります。
第3回 6月19日(火) 神と仏―度会(わたらい)氏の妙見信仰
詳細:神宮祠官の信仰を中心に、仏教を忌避する伊勢神宮と寺院の関係について考えます。
日本人が長い時間をかけて育んできた神々に対する信仰は、明治政府の宗教政策によって変容を余儀なくされました。千年間続いた神仏習合は禁止され、仏教的要素は神社の境内から排除されていきます。また代々神職を務めてきた社家の多くが神社を離れ、祭祀内容も大幅に変更されました。その結果、現代人である私たちと前近代の人々の間には、神に対する認識に大きな隔たりができてしまったのです。本講座では、こうした溝を埋めるために、皇祖神としてとりわけ多くの人々の崇敬を集めてきた伊勢神宮を取り上げ、その中世的な姿を読み解くことによって、日本人が神や神社をどのように考えてきたのかを検討してみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 6月 5日(火) 伊勢の神々―天照(あまてらす)大神と豊受(とようけ)大神
詳細:神宮の祭神について、その鎮座伝承や中世における展開をたどります。
第2回 6月12日(火) 秘説としての意匠―心御柱(しんのみはしら)と御形文(ごぎょうもん)
詳細:神宮の建築や装飾に隠された秘密とそこに込められた意味を探ります。
第3回 6月19日(火) 神と仏―度会(わたらい)氏の妙見信仰
詳細:神宮祠官の信仰を中心に、仏教を忌避する伊勢神宮と寺院の関係について考えます。
講師陣
名前 | 平沢 卓也 |
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肩書き | 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員 |
プロフィール | 1967年東京生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史。論文に「山王の受戒―中古天台における神祇観の一班―」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)などがある。 |