講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-17 / その他教養 / 学内講座コード:12A1610101
無形の文化遺産 (神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座1)
- 開催日
- 5月18日(金)、 6月 1日(金)、 6月15日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- その他
- 4500円(※この料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
昨今「無形文化遺産」の文字が新聞に間見える。これは一体どういう内容なのかを説明する。文化遺産といえば誰しも世界文化遺産のことを思い出すが、こちらの方はその無形文化版ということである。白川郷の合掌造り、沖縄の首里城のような建造物や史跡といった有形の文化財の世界文化遺産に対して、芸能、工芸技術、祭り習俗などの無形の文化財に関するものである。この無形の文化遺産の発想は日本に端を発したものであり、ユネスコの2006年の無形文化遺産条約の発効以降、これが世界各地で話題となっているのだ。その歴史を日本、ユネスコ、中国の当制度の順に、その無形文化遺産とともに紹介する。
【講座スケジュール】
第1回 5月18日(金) 日本に始まる無形文化遺産
詳細:1950年文化財保護法の成立とともに始まった日本の無形の文化財保護の施策は、数度の改正を経て今日に至っており、1962年に始まる韓国の同種制度の範となり、後にユネスコの無形文化遺産の条約へと展開する基いとなった。日本の施策を無形文化遺産とともに紹介する。
第2回 6月 1日(金) ユネスコの無形文化遺産
詳細:無形文化遺産条約に基づき2009年、2010年、2011年とこれまで3回の無形文化遺産代表リストおよび危機遺産リストの登録を行って来た、ユネスコの無形文化遺産制度の成立過程及びその制度を無形文化遺産とともに紹介する。
第3回 6月15日(金) 世界に広がる無形文化遺産―中国の場合
詳細:目覚ましい経済成長を遂げている中国では、文化大革命の折りをはじめ従来は無形文化遺産への関心が低かったのだが、ユネスコが無形文化遺産の制度を展開し始めたのと機を一にして急激な勢いで同施策を展開し始めた。中国の状況を無形文化遺産とともに紹介する。
昨今「無形文化遺産」の文字が新聞に間見える。これは一体どういう内容なのかを説明する。文化遺産といえば誰しも世界文化遺産のことを思い出すが、こちらの方はその無形文化版ということである。白川郷の合掌造り、沖縄の首里城のような建造物や史跡といった有形の文化財の世界文化遺産に対して、芸能、工芸技術、祭り習俗などの無形の文化財に関するものである。この無形の文化遺産の発想は日本に端を発したものであり、ユネスコの2006年の無形文化遺産条約の発効以降、これが世界各地で話題となっているのだ。その歴史を日本、ユネスコ、中国の当制度の順に、その無形文化遺産とともに紹介する。
【講座スケジュール】
第1回 5月18日(金) 日本に始まる無形文化遺産
詳細:1950年文化財保護法の成立とともに始まった日本の無形の文化財保護の施策は、数度の改正を経て今日に至っており、1962年に始まる韓国の同種制度の範となり、後にユネスコの無形文化遺産の条約へと展開する基いとなった。日本の施策を無形文化遺産とともに紹介する。
第2回 6月 1日(金) ユネスコの無形文化遺産
詳細:無形文化遺産条約に基づき2009年、2010年、2011年とこれまで3回の無形文化遺産代表リストおよび危機遺産リストの登録を行って来た、ユネスコの無形文化遺産制度の成立過程及びその制度を無形文化遺産とともに紹介する。
第3回 6月15日(金) 世界に広がる無形文化遺産―中国の場合
詳細:目覚ましい経済成長を遂げている中国では、文化大革命の折りをはじめ従来は無形文化遺産への関心が低かったのだが、ユネスコが無形文化遺産の制度を展開し始めたのと機を一にして急激な勢いで同施策を展開し始めた。中国の状況を無形文化遺産とともに紹介する。
講師陣
名前 | 星野 紘 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科講師 |
プロフィール | 文化庁等で35年間無形の文化財保護の調査研究業務に携わり、その後成城大学大学院非常勤講師、神奈川大学特任教授として民俗芸能や無形の文化遺産について講義をしてきた。著書に『ユーラシア芸能の古層』(勉誠出版)、『世界遺産時代の村の踊り』(雄山閣)、『村の伝統芸能が危ない』(岩田書院)、『日本の祭り文化事典』(監修、東京書籍)などがある。 |