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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-11-08 / その他教養 / 学内講座コード:11B1611001

響きあう神と仏 日本人の神観念を読み解く

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月15日(火)、11月22日(火)、11月29日(火)、12月 6日(火)、12月13日(火)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
日本の神々に対する信仰は、外来宗教である仏教との対立と融合という、複雑で緊張した関係の中で発展してきました。千年以上にわたって続いてきた、この神と仏の結びつきを、「神仏習合」といいます。なかでも、神は仏・菩薩が衆生を救うためにその身を変じて現れたかりの姿であるとする「本地垂迹」説は、人々の間に広く受け入れられました。また『日本書紀』などに描かれた神々の物語も、中世的な視点から読み替えられ、新しい「神話」がつくられていったのです。かつての日本人の信仰は、このように柔軟なものでした。しかし、明治政府はこうした習合を禁止し、近代日本の姿にあわせて神々の体系化を図りました。その結果、前近代の人々と私達現代人の間には、神に対する認識に大きな隔たりができてしまったのです。
本講座では、この「失われた信仰」の発掘を試みます。歴史的に重要な神社と祭神を取り上げ、関連する神話や縁起、神道書などを読み解くことによって、日本人の神観念がどのように変わってきたのかを、皆さんと一緒に考えたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回11月15日(火) 神と仏―日本の神について考えるために
詳細:「神道」の歴史をたどり、神々と向き合ってきた人々の心に光をあてます。

第2回11月22日(火) 天照大神(あまてらすおおみかみ)と伊勢神宮―仏法を忌む神
詳細:皇祖(こうそ)神・天照大神と仏道を妨げる第六天(だいろくてん)魔王との契約について取り上げます。

第3回11月29日(火) 三輪(みわ)明神と大神(おおみわ)神社―習合する神々
詳細:大和国の一宮・三輪明神と天照大神が同体とみなされた背景を探ります。

第4回12月 6日(火) 山王権現と日吉(ひよし)大社―出家する神
詳細:比叡山の鎮守・山王権現の出家について、図像などを見ながら検討します。

第5回12月13日(火) 東照大権現と日光東照宮―神格化された武士
詳細:徳川家康という人間が神として祀られたことの意味を考えます。

講師陣

名前 平沢 卓也
肩書き 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員
プロフィール 1967年東京生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史。論文に「山王の受戒―中古天台における神祇観の一班―」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)などがある。
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