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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-09-30 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:130234

茶の湯の歴史 応用編〔1〕・本旨 [禅寺にて座禅及び法話] 禅茶一心・禅と茶から自己の姿をみつめる生活

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(月)~12月11日(月)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
30,160円
定員
20
その他
ビジター価格 34,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
禅と茶道が日々の生活に深くかかわっていることを自覚して戴き日常生活そのものが禅茶一心であることを学びます。
茶と禅は鎌倉時代、建仁寺開山栄西禅師により中国から招来され、日本に定着いたしました。茶禅一味の始まりです。1400年代、村田珠光は一休宗純に禅の教えを学び「茶の中にも仏法がある」として禅と茶をひとつの心として、日本独自の茶・「侘び茶」を誕生させます。侘び茶は武野紹鴎・千利休と受け継がれ、何よりも武将の生活の中に定着したことにより日本独自の文化として確立されています。禅僧の南坊宗啓が千利休から茶を学んだ時、忘れないようにと綴った備忘録・『南方録』があります。内容は千利休が仏法と茶を語ったものです。その南方録の冒頭に「茶の湯は第一仏法を以って修業得道する事也」で始まり、「仏にそなえ、人にもほどこし、我も飲む」と結ばれています。まさしく日本古来の風習であり、禅をもとに茶道が成り立ち、日本文化となっていった過程がよくわかります。茶道は何よりも「和敬清寂」を大切にします。人に対するおもいやりの心、己をみつめる心、禅語では「不立文字、明鏡止水」と表現します。すなわち神様、仏様に礼拝する心です。先達が茶禅一味を心の支えとし、生きる道行の資とした茶道を勉強します。何よりも本講座では茶道を自分の心とむきあうきっかけとして戴き心をみつめるひとときを持ち、禅茶一心を身につけることを目的といたします。

【講義概要】
1400年代、侘び茶を誕生させた村田珠光は禅僧、一休宗純に参禅し、少欲知足を知り形式よりも心のあり方を学び茶禅一味の境地を開きました。心のお茶、日本独自の茶道のはじまりです。武野紹鴎は侘び茶とは「正直に慎み深くおごらぬ様」と禅茶一心を表現しています。禅の心「不立文字・明鏡止水」、そして茶の心「和敬清寂」を『南方録』を参照しながら禅と茶の終着点である「やさしい心で生きる」ことを考察してまいります。
茶の湯の歴史・本旨は日本の精神文化史における意義と禅と茶、そして自分の心とむきあうきっかけとして戴く講座です。

備考

【ご受講に際して】
◆茶道の経験は全く関係なく学ぶ講座です。
◆繰り返し受講も可能です。
◆禅寺参拝は現地集合・現地解散となります。交通費等の費用は別途実費ご負担となります。
◆受講料には座禅体験費が含まれております。
◆『茶の湯の歴史 基礎編・応用編・武将編』のご受講にあたって、特に順序の定めはありません。
◆年間(春学期・秋学期)を通して学ぶ講座です。一年を通して禅茶一心とは何かを解説いたします。『南方録』を読みながら、春学期は禅と茶の関わりに重点を置きます。秋学期は禅茶一自分の心とむきあうこと心をみつめるひとときとは?何かを求めてまいります。
◆秋学期からでも受講出来ます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 山? 仙狹
肩書き 茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授
プロフィール 茶の道と禅の「仙狹會」主催。「早稲田仙狹會(受講生を中心とした)」会長。禅の教えのもと「侘び茶」が誕生。茶の道は人の道、形ではなく心を尊び今を大切に、正直に慎み深くおごらぬ様生きる教えのもと誠の心を交じわらせる茶道の原点を伝承。原点の中には華・香・菓子・庭などが含まれる。「日本学」として各大学・専門学校・仙狹道場にて茶の道を教授。流派の基になる茶道―茶禅一味―を提唱。和装着装講師。
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