大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
シェイクスピアの芝居はもともと庶民の娯楽でした。恋愛や復讐といったおなじみの題材を、役者たちの肉声が生き生きとした台詞として語るところに大きな魅力があります。「シェイクスピアは難しい」「英語は苦手」と思っている人にも、その面白さを知ってもらうことがこの講義のねらいです。

【講義概要】
『ロミオとジュリエット』『リチャード三世』『お気に召すまま』『リア王』『間違いの喜劇』を取り上げ、それぞれの戯曲のポイントとなる部分を、イギリス俳優たちの台詞を聞きながら解説していきます。シェイクスピアの作品の多くは韻文で書かれています。耳で「聞く」ことによって、英語という言語の持つ表現力の豊かさに触れることができます。イアン・マッケランやジュディ・デンチなどハリウッド映画でも活躍しているイギリス名優たちの声を通して、シェイクスピアの面白さに触れていきたいと思います。

【ご受講に際して】
◆原文(英語)の台詞を教材として使いますが、基礎的な英語力があれば受講できます。

名前	前沢 浩子
肩書き	獨協大学教授
プロフィール	津田塾大学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。文学修士。専門分野はイギリス演劇。著書に『生誕450年シェークスピアと名優たち』(NHK出版)、『シェイクスピアを読み直す』(共著、研究社)、などがある。