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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-12 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:310319

歴史学者から学ぶ「競馬の世界史」 馬がいなければ世界の歴史は変わっていたかもしれない

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月14日(金)~ 4月14日(金)
講座回数
1回
時間
13:00~16:15
講座区分
1回もの 
入学金
8,000円
受講料
5,832円
定員
30
その他
ビジター価格 6,706円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ひとつのテーマについて世界史を学ぶことで、そこにある背景や文化も理解できその時代に起こったことを生き生きと感じることもできるでしょう。今回は「競馬」をテーマに皆さんと世界史を学んでいきます。

【講義概要】
競馬の黎明期、映画「ベンハー」では有名な戦車競走に民衆が熱狂しました。今でこそ馬はそれほど活用されなくなりましたが、かつては農耕馬、輸送馬、軍馬などとして人間社会のなかで計り知れない役割を担っていました。
しかし18世紀後半から工業化が拡がっていくとともに馬の数は減りだし、その役割も小さくなりつつあります。とはいえ、それと同時に、競走馬の数は増え始め、馬同士を競わせるギャンブルとしての側面をもつ競馬がさかんになっていきます。まるで馬の生命力が競馬の生命力として受け継がれたかのようです。これは、世界史や人類史を考える上で、類稀なテーマになります。
中東生まれのアラブ馬を始祖としてイギリスで誕生した純血種サラブレッドは、どのように人々の心を捉えたのか、3歳馬のクラシックレースが確立されるなかで、いかにして20世紀における競馬の興隆と人気を博するに至ったのか、日本競馬の飛躍や、世界のビッグレースの舞台裏も、歴史の観点から見ていきます。
世界各地における優駿たちの夢の競演と、これらの競走馬が演じた筋書きのないドラマを世界史としてたどることにしましょう。古代ローマ史の研究者であると同時に、競馬を愛してやまない趣味人として楽しい講義を予定しています。

【主な講義内容】
・オリンピック戦車競走での古代民衆の熱狂
・サラブレッドの誕生
・18世紀のヨーロッパ文化から生まれたクラシックレース
・19世紀・馬産地ケンタッキーの台頭
・20世紀ヨーロッパ競馬
・国際化時代のビックレースを知る

備考

テキスト
『競馬の世界史 ― サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)(ISBN:978-4121023919)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 本村 凌二
肩書き 東京大学名誉教授、早稲田大学特任教授
プロフィール 1947年熊本県生まれ。早稲田大学国際教養学部特任教授。東京大学大学名誉教授。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。著作に『多神教と一神教』『愛欲のローマ史』『ローマ帝国 人物列伝』『競馬の世界史』 等多数。
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