大学公開講座のセカンドアカデミー

　東邦大学医療センター佐倉病院(千葉県佐倉市)では、健康や医療に関する日頃の疑問や不安を解消する一助として役立ててもらうことを目的に、一般の方に向けた公開講座を毎月開催しています。３月は「前立腺」をテーマに、泌尿器科の専門医３名が講演を行います。

　前立腺は、精液の一部を分泌する働きがあります。ただし、高齢になると排尿症状に悩んだり、前立腺肥大症や前立腺がんを発症する男性が多くなります。本公開講座では、前立腺についての基礎知識から前立腺肥大症と前立腺がんとの違い、それぞれの診断や治療法の選択の仕方までわかりやすく説明します。

●講演１「前立腺とは？」
鈴木　啓悦（東邦大学医療センター佐倉病院　泌尿器科　教授）
　
　精液の一部を分泌する働きをもつ前立腺。また、尿道が中を通過しており、排尿と生殖の両方に関わる臓器です。そのため、高齢になって肥大症やがんを発症すると、“生活の質”そのものまで損なわれる可能性があります。まず、前立腺に関する基礎知識についてお話しします。

●講演２「前立腺肥大症」
矢野　仁（東邦大学医療センター佐倉病院　泌尿器科　助教）

　前立腺肥大症とは、前立腺が大きくなり、尿道を圧迫して排尿障害を起こす病気です。高齢になるほど発症やすくなり、５０歳代では４０～５０％、８０歳以上では８０％超の男性が前立腺肥大症を有しています。前立腺肥大症の診断および治療について説明します。

●講演3「前立腺がん」
神谷　直人（東邦大学医療センター佐倉病院　泌尿器科　講師）

　前立腺がんは、まずＰＳＡとよばれる腫瘍マーカーで採血することで、がんの心配があるかどうかを診断します。早期発見・早期治療が重要で、治療法には手術、放射線、薬物療法など様々な方法があります。前立腺がんの診断および治療について説明します。

◆「前立腺」の病気について知ろう！
【日時】２０１３年３月２３日(土)
　　　　１４：００～１６：００（開場１３：３０）
【場所】東邦大学医療センター 佐倉病院７階 講堂
【定員】２００名
【その他】予約不要、受講料無料、駐車場無料対応

【共催】東邦大学医療センター佐倉病院　武田薬品工業株式会社
【後援】印旛市郡医師会　佐倉地区医師会　佐倉市

▼本件についての問い合わせ先
東邦大学医療センター佐倉病院　事務部総務課
〒285-8741　千葉県佐倉市下志津５６４－１
ＴＥＬ：０４３－４６２－８８１１(代表)
公開講座ＵＲＬ　:　 http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/kokai/28247/020815.html