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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-07-09 / スペイン語:その他教養 / 学内講座コード:20211601

日本語とスペイン語の夏目漱石 『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『草枕』

主催:清泉女子大学清泉ラファエラ・アカデミア(東京都)]
問合せ先:生涯学習センター TEL:03-3447-5551
開催日
4/24,6/26,7/10
講座回数
3
時間
13:30~15:00
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
7,200円
定員
30
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

 スペイン語に訳された夏目漱石の作品は、かつてはそれほど多くなかったように思います。しかし最近は、「これもスペイン語になっているのか」と驚いてしまうほど、おもだった作品のほとんどが翻訳されています。じつはこの私も『夢十夜』と『永日小品』をかなり前に訳しました。
 それはともかく本講座では、漱石の初期の作品(『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『草枕』)を取り上げて、漱石の文章と訳文を突き合わせてみたいと考えています。それにより日本の文化や日本人の発想の独特なところが浮かび上がってくるのではないかと期待しています。このためにもスペイン語が役立つのはとても嬉しいような気がします。

4/24 「吾輩は猫である。名前はまだ無い」で始まる『吾輩は猫である』。どこかユーモラスな語り口やシニカルな人間観察が笑いを誘いますが、そうした場面をいくつか選んで、訳文との肌合いを比べます。
6/26  「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」と冒頭で述べる『坊ちゃん』ですが、いたずらを仕掛ける生徒たちや「ホホホホ」と笑う教頭赤シャツとの攻防の場面などを取り上げます。
7/10 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば……」で知られる『草枕』ですが、茶屋や温泉宿で折り折り交わされる会話に焦点を当て、訳文が伝えるセリフの陰影を検討します。

備考

テキスト:必要に応じてプリントを配布

パワーポイントを使いながらのオーソドックスな講義形式です。

講師陣

名前 杉山 晃
肩書き 清泉女子大学名誉教授
プロフィール

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