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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-17 / 文学 / 学内講座コード:”2331K003

『古事記』のヲロチ退治を読む 農耕か製鉄か

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
YouTube Logo
開催日
10月27日(金)~12月1日(金)
講座回数
4回
時間
19:00~20:30
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
10,100円
定員
15
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
『古事記』のヲロチ退治譚は、舞台となる出雲が砂鉄を産出することから、製鉄のイメージで説明されることがあります。これは俗説ではなく、文学研究の専門書にも見られる説明です。ただそれは、考古学の成果を具体的に踏まえた説明にはなっていません。また同時代文献における製鉄表現の分析も、十分とは言えません。一方で「櫛名田比売(奇稲田姫)」や「稲田宮主」の存在など、ヲロチ退治譚には農耕の印象を与える表現も少なくありません。この稲作要素と製鉄要素との関係は未解決のままです。そこで本講座では、ヲロチ退治譚の製鉄要素・農耕要素を資料に基づいて再確認するとともに、その二要素がどのように絡み合って『古事記』のヲロチ退治譚を形成しているのか、追及したいと考えています。週末の夜、ご自宅でラジオを聴くように肩の力を抜いて聴講していただき、この問題を一緒に考えていただけたら幸いです。

【講座スケジュール】
第1回 10-27 19:00~20:30
第2回 11-10 19:00~20:30
第3回 11-24 19:00~20:30
第4回 12-01 19:00~20:30

備考

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 服部 剣仁矢
肩書き 東京都立大学人文社会学部 助教
プロフィール 1987年生まれ。首都大学東京(現 東京都立大学)大学院人文科学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在は東京都立大学人文社会学部日本文学教室助教(有期)、大東文化大学非常勤講師。専門は『古事記』を中心とした上代文学。主に刀剣等の武器のテキストにおける意味性や、それに関わるテキスト内の相互参照性について研究している。自身の常識や先入観では収まらない古典文学の様相に興味がある。主な論文は、「生者のような死者―行路死人歌が歌う死者の姿」( 『都大論究』51号2014年6月)、「『古事記』における草那芸剣―剣の遍歴譚として読む試み」(『古代文学』55号2016年3月)「剣(つるぎ)―『古事記』応神記における大雀の佩刀を讃美する吉野国主等の歌」(吉田修作編『ことばの呪力―古代語から古代文学を読む―』おうふう・2018年3月)
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