講座詳細情報
申し込み締切日:2022-04-17 / 文学 / 学内講座コード:0401012
『源氏物語』を読む―幻巻(続き)雲隠巻について―
- 開催日
- 4/18~7/4(月)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- 15
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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紫式部と源氏物語 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
長らく中断していた「幻巻」の続き。テキスト(『新潮日本古典集成 源氏物語(六)』139頁1行目から。「幻巻」は、光源氏52歳の春から大晦日までの最後の一年を描いている。紫上を亡くし孤独となった光源氏は四季折々ごとに故人を追慕し愛惜の心を深めた。物語には、蛍の宮・匂宮・女三宮・明石上・花散里・夕霧・女房たちが登場し光源氏とともに個人(紫上)の思い出を重ねていく。秋八月、紫上の一周忌には故人が作っておいた極楽の曼陀羅を供養した。歳末近く、出家を前にした光源氏は紫上の文を焼き、御仏名(12/19~21)には盛大な仏名会を催し、法念に参集したたくさんの人々の前に昔の輝きの上に加わったこの世のものとは見えぬ美しい姿を見せた。これが光源氏の最後の姿であった。大晦日には次のような辞世の歌を詠んだ。
もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世もけふやつきぬる
【講座スケジュール】
第1回 4月18日(月)
第2回 5月 9日(月)
第3回 5月23日(月)
第4回 6月 6日(月)
第5回 6月20日(月)
第6回 7月 4日(月)
長らく中断していた「幻巻」の続き。テキスト(『新潮日本古典集成 源氏物語(六)』139頁1行目から。「幻巻」は、光源氏52歳の春から大晦日までの最後の一年を描いている。紫上を亡くし孤独となった光源氏は四季折々ごとに故人を追慕し愛惜の心を深めた。物語には、蛍の宮・匂宮・女三宮・明石上・花散里・夕霧・女房たちが登場し光源氏とともに個人(紫上)の思い出を重ねていく。秋八月、紫上の一周忌には故人が作っておいた極楽の曼陀羅を供養した。歳末近く、出家を前にした光源氏は紫上の文を焼き、御仏名(12/19~21)には盛大な仏名会を催し、法念に参集したたくさんの人々の前に昔の輝きの上に加わったこの世のものとは見えぬ美しい姿を見せた。これが光源氏の最後の姿であった。大晦日には次のような辞世の歌を詠んだ。
もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世もけふやつきぬる
【講座スケジュール】
第1回 4月18日(月)
第2回 5月 9日(月)
第3回 5月23日(月)
第4回 6月 6日(月)
第5回 6月20日(月)
第6回 7月 4日(月)
備考
講師陣
名前 | 松村 武夫 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 1940年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。武蔵野女子大学短期大学部長、武蔵野大学文学部長、大学院研究科長をへて、現在、本学名誉教授。平安時代末期の文学(和歌文学、歴史物語など)を研究領域とし、主な著書に『校注水鏡』『水鏡全注釈』『実用国語辞典』等がある。 |
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