講座詳細情報
申し込み締切日:2019-10-17 / 文学 / 学内講座コード:312029
有島武郎『カインの末裔』、『クララの出家』論
- 開催日
- 10月18日(金)~10月25日(金)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
有島武郎(1878~1923)の短編『カインの末裔』『クララの出家』について。作品の動機・背景、主題、疑義などを提起し、氏の代表作『或る女』につなげていきます。
『カインの末裔』は父・武が興した有島農場(のち武郎が小作人組合に解放)を舞台に、『旧約聖書』
(旧約全書)創世記に描かれているカインとのアベルの物語をヒントに、日本人離れした主人公仁右衛門を造型したところに特色があります。また、『クララの出家』は、作者のイタリア紀行(明治39年)、とりわけフランシスコとクララの聖地での体験を重ねてみる必要があります。前者の旧約の記事、また後者につては彼のアッシジ訪問日記、関連エッセイを参考に作品を楽しんで頂きたいと思います。
受講前には下記の参考図書をお読みくださることを推奨します。
参考図書 『カインの末裔 クララの出家』 岩波文庫
【講座スケジュール】
第1回10月18日(金) 『カインの末裔』について。
第2回10月25日(金) 『クララの出家』について。
有島武郎(1878~1923)の短編『カインの末裔』『クララの出家』について。作品の動機・背景、主題、疑義などを提起し、氏の代表作『或る女』につなげていきます。
『カインの末裔』は父・武が興した有島農場(のち武郎が小作人組合に解放)を舞台に、『旧約聖書』
(旧約全書)創世記に描かれているカインとのアベルの物語をヒントに、日本人離れした主人公仁右衛門を造型したところに特色があります。また、『クララの出家』は、作者のイタリア紀行(明治39年)、とりわけフランシスコとクララの聖地での体験を重ねてみる必要があります。前者の旧約の記事、また後者につては彼のアッシジ訪問日記、関連エッセイを参考に作品を楽しんで頂きたいと思います。
受講前には下記の参考図書をお読みくださることを推奨します。
参考図書 『カインの末裔 クララの出家』 岩波文庫
【講座スケジュール】
第1回10月18日(金) 『カインの末裔』について。
第2回10月25日(金) 『クララの出家』について。
講師陣
名前 | 竹田 日出夫 |
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肩書き | 本学名誉教授・日本現代詩人会員 |
プロフィール | 1935年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。武蔵野大学名誉教授。日本現代詩人会員、日本文芸家協会員、パレスティナ難民支援NGO「地に平和」会員。 著書・編著に『渇仰と復活の挿画』、『現代社会の暴力と詩人』、『中原中也・立原道造』ほか。詩集に『フィレンツェのムンク』、『地中海から』、『パレスティナから』ほか。 |