講座詳細情報
申し込み締切日:2019-11-21 / 文学 / 学内講座コード:312028f
『葉桜と魔笛』―ある老夫人がものがたる― 【連続講座】太宰治 生誕110周年記念
- 開催日
- 11月22日(金)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 20
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
「桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。――と、その老夫人は物語る。」これが、『葉桜と魔笛』の書き出しです。老夫人は、いまから35年前、病気だった美しい妹のことを語ります。老夫人の語りのなかに、妹の病床に届いた恋人からの手紙が引用されます。ところが、妹は、澄んだ声で「姉さん、あたし知っているのよ。」「ありがとう、姉さん、これ、姉さんが書いたのね。」とつぶやくのです。いったい、どういうことなのか……。
1939年に発表された『葉桜と魔笛』の複雑で魅力的な語りに入り込んで検討し、太宰治を読むことのおもしろさを味わいます。
作品は、新潮文庫版『新樹の言葉』等で読んでください。
【講座スケジュール】
第1回11月22日(金)
「桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。――と、その老夫人は物語る。」これが、『葉桜と魔笛』の書き出しです。老夫人は、いまから35年前、病気だった美しい妹のことを語ります。老夫人の語りのなかに、妹の病床に届いた恋人からの手紙が引用されます。ところが、妹は、澄んだ声で「姉さん、あたし知っているのよ。」「ありがとう、姉さん、これ、姉さんが書いたのね。」とつぶやくのです。いったい、どういうことなのか……。
1939年に発表された『葉桜と魔笛』の複雑で魅力的な語りに入り込んで検討し、太宰治を読むことのおもしろさを味わいます。
作品は、新潮文庫版『新樹の言葉』等で読んでください。
【講座スケジュール】
第1回11月22日(金)
講師陣
名前 | 宮川 健郎 |
---|---|
肩書き | 本学名誉教授 一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団理事長 |
プロフィール | 立教大学大学院博士前期課程修了。文学修士。宮城教育大学助教授、明星大学教授を経て、武蔵野大学教育学部教授。著書に、『現代児童文学の語るもの』(NHKブックス)、『子どもの本のはるなつあきふゆ』(岩崎書店)、編著『名作童話 小川未明30選』、『名作童話を読む 未明・賢治・南吉』(いずれも春陽堂書店)など。 |