講座詳細情報
申し込み締切日:2019-05-10 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:311040
中世寺院の古文書を読む-国宝・東大寺文書-
- 開催日
- 5月11日(土)~ 7月 6日(土)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
古文書は各時代の様々な組織や個人が多様な目的にもとに作成したもので、その内容や形から、古文書を生み出した組織や個人の活動が明らかになります。そして公家・武家が作成し伝えた古文書については、その様式や形を論じた古文書学が成立していますが、その体系化の素材として寺院の古文書が活用されることはあっても、それらの古文書学的な検討作業は不十分なままです。そこで改めて文書が生まれた場に注目して、寺院の古文書を読み説きながら、その役割や形の意味について考えてみたいと思います。さて東大寺には約八千点の古文書が伝わり、そのほとんどが国宝となっています。今回は、主に中世の東大寺文書を用い、特に造営・造仏、寺院の経営とその組織、修学活動と法会という側面から、その特徴的なあり方を示す古文書を数通とりあげ、じっくりと読み下し、解釈を加えた上で、個々の古文書の存在意義を考えることにしたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月11日(土) 中世東大寺の造営と造仏
第2回 6月 8日(土) 東大寺の経営組織
第3回 7月 6日(土) 東大寺における修学と法会
古文書は各時代の様々な組織や個人が多様な目的にもとに作成したもので、その内容や形から、古文書を生み出した組織や個人の活動が明らかになります。そして公家・武家が作成し伝えた古文書については、その様式や形を論じた古文書学が成立していますが、その体系化の素材として寺院の古文書が活用されることはあっても、それらの古文書学的な検討作業は不十分なままです。そこで改めて文書が生まれた場に注目して、寺院の古文書を読み説きながら、その役割や形の意味について考えてみたいと思います。さて東大寺には約八千点の古文書が伝わり、そのほとんどが国宝となっています。今回は、主に中世の東大寺文書を用い、特に造営・造仏、寺院の経営とその組織、修学活動と法会という側面から、その特徴的なあり方を示す古文書を数通とりあげ、じっくりと読み下し、解釈を加えた上で、個々の古文書の存在意義を考えることにしたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5月11日(土) 中世東大寺の造営と造仏
第2回 6月 8日(土) 東大寺の経営組織
第3回 7月 6日(土) 東大寺における修学と法会
備考
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 永村 眞 |
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肩書き | 日本女子大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学助教授・教授を経て、現在、日本女子大学名誉教授、人間文化研究機構客員教授、文学博士。著書『中世東大寺の組織と経営』(塙書房刊)、『中世寺院史料論』(吉川弘文館刊)、編著『醍醐寺の歴史と文化財』(勉誠出版刊)、論文「醍醐寺の仏法と文化財」(奈良国立博物館刊『世界遺産 京都・醍醐寺』)、「醍醐寺三宝院の法流と聖教」(『醍醐寺文化財研究所紀要』23号)、「鎌倉仏教-密教「聖教」の視点から-(『智山学報』66輯)、「中世聖教の料紙-醍醐寺聖教を素材として-」(『古文書料紙論叢』)、「中世根来寺の法儀と聖教」(「中世文学」63号)。第23回角川源義賞、第55回密教学芸賞受賞。 |