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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-05-09 / 文学 / 学内講座コード:311034

米国南部作家フラナリー・オコナーを読む

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
5月10日(金)~ 6月14日(金)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
7,500円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
1978年、出版社の職を捨てて米国南部を半年、「運転できないから」バスと汽車で旅した英国人Paul Bindingの旅の動機は、「南部文学が豊穣な理由を知りたくて」だという。旅は、ユニークな南部文学案内Separate Country(1979)となり、オコナー文学の世界にも導いてくれます。合衆国のなかで南部は「別の国」なのです。プロテスタント色のつよい南部で、O’Connorはジョージア州のカトリックの家庭で育ち、カトリックの立場からの作家となります。射抜くような視線とユーモアを特色とし、早逝する原因となる紅斑性狼瘡という死病とともに生き、創作に身を削りました。オコナー文学で「暴力的」「グロテスク」な場面が表現されるのはなぜなのか、作者の言葉を手がかりに考えます。『新しい人よ眼ざめよ』に英国詩人ブレイクを取り入れてた大江健三郎が、『人生の親戚』ではオコナーを取り入れており、ここからオコナー文学に入る読者もいます。20世紀米国文学の潮流の一つは、Southern Renaissanceと呼ばれる南部の文学の興隆で、オコナーはその大きな柱です。
参考図書:フラナリー・オコナー全短編上下巻 1,400円

【講座スケジュール】
第1回 5月10日(金) 1998年、Georgia College & State Universityの夏期講座受講のためひと夏を過ごしたMilledgeville, GAと地元作家Flannery O’Connorを、撮影した写真や写真集で紹介する。
第2回 5月24日(金) 短篇 “Good Country People” 講読(1)
第3回 5月31日(金) “Good Country People” 講読(2)
第4回 6月 7日(金) “Good Country People” 講読(3)
第5回 6月14日(金) “Good Country People” 講読(4)

備考

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 佐藤 晴雄
肩書き 本学教授
プロフィール 武蔵野大学 文学部 英米文学科 教授(~2013年)、教育学部 教授(~2019年3月)。University of North Carolina at Chapel Hill、客員研究員(2002~2003年)。[著書]????『メアリランドへ行こう??フレデリック・ダグラスとその時代』(武蔵野大学出版会)他、[論文その他]????「F・スコット・フィッツジェラルド(解説)」(集英社ギャラリー 世界の文学 17巻)、「解説???生きることと書くことと」『バビロン再訪???フィッツジェラルド短篇集』(集英社文庫)、“May Be or May Not Be : Some Notes on East of Eden” (Steinbeck Studies 24) 他。
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