大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
※日程が変更になりました。

寿永三年二月、源義経・範頼率いる大軍の猛攻に、一の谷の平家の砦はあえなく陥落。一門の武将や公達の最後のありさま、家族を失った人々の悲しみ…平家物語の中でもひときわ哀れをさそう場面の連続です。そして巻第十に入ると、生け捕りの身となった平重衝の苦悩、あるいは戦場を逃れて破滅へと向かう平維盛の姿が、深い同情の眼差しで描かれることになります。敗れし者の悲しみと苦しみをテーマとする人間ドラマ。そして鎮魂の語り口。平家物語らしさがここにもあるのです。声を出して各場面を読んでまいりましょう。

【講座スケジュール】
第1回 4月15日(月) 「盛俊最後」と「忠度最後」を読む
第2回 5月20日(月) 「重衝虜」と「敦盛」を読む
第3回 6月 3日(月) 「浜軍」と「落足」を読む
第4回 6月17日(月) 「小宰相」を読む
第5回 7月 1日(月) 巻第十「首渡」を読む
第6回 7月29日(月) 「内裏女房」を読む
第7回 8月 5日(月) 「八島院宣」と「請文」を読む
第8回 8月19日(月) 「戒文」と「海道下」を読む
第9回 9月 2日(月) 「千手」を読む
第10回 9月30日(月) 「横笛」を読む

【教材】
『平家物語』(下) 講談社文庫771円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	池田 英悟
肩書き	本学非常勤講師・むさしの連歌会代表
プロフィール	昭和26年大阪市生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期。現在、武蔵野大学非常勤講師、武蔵野大学能楽資料センター研究員。よみうり文化センター市民大学(町田市)「平家物語」講師。 むさしの連歌会代表。 論文:「梁塵秘抄と信仰」、「梁塵秘抄と女たち」「にみる老境の世界」など。