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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-30 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:302046b

百人一首の伝来 ―藤原定家と鎌倉幕府― 【連続講座】史料から日本の歴史を考える 第六弾

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月31日(水)
講座回数
1回
時間
15:00~16:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
正月のカルタ遊びで有名な『小倉百人一首』は、藤原定家が選んだ秀歌撰といわれている。
定家の日記『明月記』文暦2年(1235)五月27日条に、「嵯峨中院障子の色紙形、ことさらに予に書くべき由、彼の入道懇切。(中略)これを送る。古来の人の歌、各一首。天智天皇より以来、家隆・雅経卿に及ぶ。」とある記事から、鎌倉幕府の重臣宇都宮頼綱(出家して蓮生)の嵯峨の山荘の少弐晴色紙を書いたのが『百人一首』と云われている。他の写本に『百人秀歌』がある。『百人秀歌』の内題に「嵯峨山庄色紙形」と「黄門定家撰」とあり、『明月記』の記述と一致するところから『百人一首』の原形といわれている。しかし、撰歌の相違点がある。『百人秀歌』には「一条院皇后宮」「権中納言国信」「権中納言長方」があるが、『百人一首』にはない。『百人一首』には「後鳥羽院」「順徳院」があるが、『百人秀歌』にはない。
「後鳥羽院」「順徳院」は倒幕の承久の乱を起こした当事者である。鎌倉幕府の重臣であった蓮生の山荘に、乱の張本人の和歌を書くはずはない。そうなると、『百人秀歌』が原形であったろう。この伝来過程を明らかにしたい。

* 全講座(7 回)お申込み9,000 円(全7 回)
*お好みの講座を選んでお申込み 1,500円(1講座につき)

【講座スケジュール】
第1回10月31日(水)

備考

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 藤本 孝一
肩書き 龍谷大学客員教授・冷泉家時雨亭文庫調査主任
プロフィール 昭和20年東京生。法政大学大学院人文科学研究科日本史専攻博士課程修了。博士(文学)

法政大学文学部史学科助手、京都文化博物館学芸主任学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任調査官を歴任。平成17年より龍谷大学文学部客員教授。
現在、大本山随心院文化財顧問、冷泉家時雨亭文庫調査主任。

【業績目録】
〔著書〕
1『古写本の姿』(日本の美術、第436号、至文堂、平成14年刊)。
2『明月記 巻子本の姿』(日本の美術、第454号、至文堂、平成16年刊)。
3『定家本源氏物語 巻子本の姿』(日本の美術、第468号、至文堂、平成17刊)。
4『文書・写本の作り方』(日本の美術、第505号、至文堂、平成20年刊)。
5『中世史料学叢論』(思文閣出版、平成21年刊) 。
6『本を千年伝える 冷泉家蔵本の文化史』(朝日選書870、朝日新聞出版、平成22年刊)。
7『賀茂季鷹所蔵本古今和歌集下・紙背文書影印』(日本史史料研究会、平成26年刊)
8『国宝『明月記』と藤原定家の世界』(臨川書店、平成27年刊)
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