大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
「スッタニパータ」を読みます。「スッタニパータ」は原始仏教経典の中でも、最も古いものの一つで、特に第四アッタカヴァツガと第五章パーラーヤナヴァツガとは最古層を形成しています。
後世の仏典に見られるような煩瑣かつ難解な教理は少しもなく、人間として正しい生きる道が生き生きと語られています。この経典における修行僧(比丘)は一所不在、樹下右上、行雲流水の生活を送り、未だに僧院に定住していない。仏教の教団史からも興味を引く経典です。
「スッタニパータ」を通じて、最初期のブッダの教えが如何なるものであったかを学び、また、歴史的人物としてのゴータマ・ブッダの実像にいささかでも近づくことが出来たら幸いです。
今回も第5章を中心として読んでいきます。

【講座スケジュール】
第1回10月24日(水)
第2回11月28日(水)
第3回12月19日(水)
第4回 1月23日(水)
第5回 2月27日(水)
第6回 3月27日(水)

【教材】
『ブッダのことば』岩波文庫 1，220円

※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	高橋 審也
肩書き	本学客員教授
プロフィール	東京大学大学院人文科学研究科博士課程、文学修士(東京大学)。中央大学文学部兼任講師、武蔵野女子大学短期大学部兼任講師、群馬大学教育学部兼任講師、東京仏教学院講師を歴任。研究領域は、インド仏教思想、日本中世仏教思想、現代社会と仏教。おもな著作・論文は、『親鸞の教えに学ぶ通信講座1』(東洋文化学院)、『仏教興起時代の外道思想について』(修士論文)、『原始仏教の世界』(共著、東京書籍)、『いのちは誰のものか』(共著、武蔵野大学出版会)、『浄土三部経を読む』(角川学芸出版)。