講座詳細情報
申し込み締切日:2018-04-04 / 文学 / 学内講座コード:301023
『今昔物語集』巻第二十七後半を読む(2)―人をたぶらかす動物・妖怪の話―
- 開催日
- 4月5日(木)~8月23日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『今昔物語集』巻第二十七の第三十四話以降の説話を読みます。この説話群のテーマは「人をたぶらかす動物・妖怪」です。『今昔物語集』には八十種類以上の動物が登場しますが、ここで怪異をなす動物としてあげられるのは「狐」と「野猪(くさいなぎ)」です。
芥川龍之介は『今昔物語集』を、「写生的筆致」で「当時の人々の精神的争闘」を描きだした作品と評しましたが、まさにこの巻には、さまざまな階層の人々の恐怖・笑いが生き生きと描かれています。貴族の館、庶民の住まい、あるいは人々が往来する街道など、いろいろな場に登場する霊獣・霊鬼の話を通じて、編者が旺盛な好奇心をもって描き出した当時の人々の姿と心を読みとっていきましょう。 ※テキストにない説話はプリントして配布します。
【講座スケジュール】
第1回 4月 5日(木) 第三十四話 野猪(くさいなぎ)の失敗
第2回 4月12日(木) 第三十六話 野猪(くさいなぎ)の幻術
第3回 5月10日(木) 第三十八話 人を化かしそこなった狐
第4回 5月31日(木) 第三十九話 雑色の妻に変じた狐
第5回 6月 7日(木) 第四十話 狐の恩返し
第6回 6月14日(木) 第四十一話前半 狐の捕獲作戦
第7回 7月 5日(木) 第四十一話後半、四十二話 迷わし神に取り憑かれた属(さかん)
第8回 7月12日(木) 第四十三話 産女(うぶめ)の脅迫
第9回 8月 2日(木) 第四十四話 下衆男の妖怪退治
第10回 8月23日(木) 第四十五話 常陸の山神
『今昔物語集』巻第二十七の第三十四話以降の説話を読みます。この説話群のテーマは「人をたぶらかす動物・妖怪」です。『今昔物語集』には八十種類以上の動物が登場しますが、ここで怪異をなす動物としてあげられるのは「狐」と「野猪(くさいなぎ)」です。
芥川龍之介は『今昔物語集』を、「写生的筆致」で「当時の人々の精神的争闘」を描きだした作品と評しましたが、まさにこの巻には、さまざまな階層の人々の恐怖・笑いが生き生きと描かれています。貴族の館、庶民の住まい、あるいは人々が往来する街道など、いろいろな場に登場する霊獣・霊鬼の話を通じて、編者が旺盛な好奇心をもって描き出した当時の人々の姿と心を読みとっていきましょう。 ※テキストにない説話はプリントして配布します。
【講座スケジュール】
第1回 4月 5日(木) 第三十四話 野猪(くさいなぎ)の失敗
第2回 4月12日(木) 第三十六話 野猪(くさいなぎ)の幻術
第3回 5月10日(木) 第三十八話 人を化かしそこなった狐
第4回 5月31日(木) 第三十九話 雑色の妻に変じた狐
第5回 6月 7日(木) 第四十話 狐の恩返し
第6回 6月14日(木) 第四十一話前半 狐の捕獲作戦
第7回 7月 5日(木) 第四十一話後半、四十二話 迷わし神に取り憑かれた属(さかん)
第8回 7月12日(木) 第四十三話 産女(うぶめ)の脅迫
第9回 8月 2日(木) 第四十四話 下衆男の妖怪退治
第10回 8月23日(木) 第四十五話 常陸の山神
備考
【教材】
『今昔物語集』本朝部下(岩波文庫 著者名 池上洵一 編黄19-4) 出版社 岩波書店 2001年9月 第一版 1,361円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『今昔物語集』本朝部下(岩波文庫 著者名 池上洵一 編黄19-4) 出版社 岩波書店 2001年9月 第一版 1,361円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 鈴木 治子 |
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肩書き | 大正大学非常勤講師 |
プロフィール | 武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。 〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう) |