講座詳細情報
申し込み締切日:2017-06-27 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:291071d
藤原頼通の平等院建立事情 ― 政治と信仰 ―
- 開催日
- 6月28日(水)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
関白藤原頼通〈992~1074〉は、仏の教えが伝わらなくなる末法に入る年の永承7年(1052)に、宇治の別荘を寺院に改め、極楽浄土の世界を、この世に再現した平等院を建立しました。奇跡的に現存し、世界遺産となっています。本尊の阿弥陀如来像の体内には月輪が納められています。この月輪を紹介し、当時の美的感覚の素晴らしさを体感していただきたいと思います。さらに、寺院経営の裏には、当時の天台宗が山門派と寺門派に分かれて天台座主を争っていた。争いの緩衝地帯として建立された事情もありました。平等院を美術史的な見方ばかりでなく、当時の社会の中に位置づけた講義をする次第です。
※【連続講座】史料から日本の歴史を考える
全7講座お申込みの場合 9,000円
【講座スケジュール】
第1回 6月28日(水) 藤原頼通の平等院建立事情―政治と信仰―
関白藤原頼通〈992~1074〉は、仏の教えが伝わらなくなる末法に入る年の永承7年(1052)に、宇治の別荘を寺院に改め、極楽浄土の世界を、この世に再現した平等院を建立しました。奇跡的に現存し、世界遺産となっています。本尊の阿弥陀如来像の体内には月輪が納められています。この月輪を紹介し、当時の美的感覚の素晴らしさを体感していただきたいと思います。さらに、寺院経営の裏には、当時の天台宗が山門派と寺門派に分かれて天台座主を争っていた。争いの緩衝地帯として建立された事情もありました。平等院を美術史的な見方ばかりでなく、当時の社会の中に位置づけた講義をする次第です。
※【連続講座】史料から日本の歴史を考える
全7講座お申込みの場合 9,000円
【講座スケジュール】
第1回 6月28日(水) 藤原頼通の平等院建立事情―政治と信仰―
講師陣
名前 | 藤本 孝一 |
---|---|
肩書き | 龍谷大学客員教授・冷泉家時雨亭文庫調査主任 |
プロフィール | 昭和20年東京生。法政大学大学院人文科学研究科日本史専攻博士課程修了。博士(文学) 法政大学文学部史学科助手、京都文化博物館学芸主任学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任調査官を歴任。平成17年より龍谷大学文学部客員教授。 現在、大本山随心院文化財顧問、冷泉家時雨亭文庫調査主任。 【業績目録】 〔著書〕 1『古写本の姿』(日本の美術、第436号、至文堂、平成14年刊)。 2『明月記 巻子本の姿』(日本の美術、第454号、至文堂、平成16年刊)。 3『定家本源氏物語 巻子本の姿』(日本の美術、第468号、至文堂、平成17刊)。 4『文書・写本の作り方』(日本の美術、第505号、至文堂、平成20年刊)。 5『中世史料学叢論』(思文閣出版、平成21年刊) 。 6『本を千年伝える 冷泉家蔵本の文化史』(朝日選書870、朝日新聞出版、平成22年刊)。 7『賀茂季鷹所蔵本古今和歌集下・紙背文書影印』(日本史史料研究会、平成26年刊) 8『国宝『明月記』と藤原定家の世界』(臨川書店、平成27年刊) |