講座詳細情報
申し込み締切日:2017-05-30 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:291071b
南北両朝と新田義貞の伝説
- 開催日
- 5月31日(水)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
南北朝時代、南朝方として後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成。北朝方として足利尊氏などの人物が有名です。
結果は、足利尊氏が室町幕府を開きます。軍記物『太平記』では、新田義貞は、尊氏の並び立つ存在として語られます。しかし、その部分はあくまで物語で史実とは異なります。
出自があやふやな徳川家康は、征夷大将軍に就任するにあたって、新田義貞の子孫である源氏と称しました。『太平記』で語られる新田義貞の伝説が再び浮上します。
江戸幕府もこうした伝説を継承します。頼山陽著『日本外史』などで、新田氏は足利氏に並ぶ存在として語られます。
新田義貞伝説をキーワードにすると江戸幕府が足利将軍を捉えていたのかが理解できます。 本講座では伝説が史実として形成されていくプロセスを検証したいと思います。
※【連続講座】史料から日本の歴史を考える
全7講座お申込みの場合 9,000円
【講座スケジュール】
第1回 5月31日(水) 南北両朝と新田義貞の伝説
南北朝時代、南朝方として後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成。北朝方として足利尊氏などの人物が有名です。
結果は、足利尊氏が室町幕府を開きます。軍記物『太平記』では、新田義貞は、尊氏の並び立つ存在として語られます。しかし、その部分はあくまで物語で史実とは異なります。
出自があやふやな徳川家康は、征夷大将軍に就任するにあたって、新田義貞の子孫である源氏と称しました。『太平記』で語られる新田義貞の伝説が再び浮上します。
江戸幕府もこうした伝説を継承します。頼山陽著『日本外史』などで、新田氏は足利氏に並ぶ存在として語られます。
新田義貞伝説をキーワードにすると江戸幕府が足利将軍を捉えていたのかが理解できます。 本講座では伝説が史実として形成されていくプロセスを検証したいと思います。
※【連続講座】史料から日本の歴史を考える
全7講座お申込みの場合 9,000円
【講座スケジュール】
第1回 5月31日(水) 南北両朝と新田義貞の伝説
講師陣
名前 | 生駒 哲郎 |
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肩書き | 本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員 |
プロフィール | 専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。 主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。 |