大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
空海(弘法大師)には謎が多い。讃岐の郡司の子息に生まれながら、貴族の子弟しか入れない大学で儒学を学んでいる。その大学を中退して数年間、行方不明になっている。遣唐使の派遣が決まると忽然と現れて、正式の僧ではないのに船に乗り込んだ。唐の長安に赴き、高僧の恵果かに一弟子相承の秘伝を授かった。そもそも空海が学んだ瑜伽密教とは何なのか。そういった空海の謎について、わかりやすく解説するとともに、拙著『空海』の執筆にまつわる創作の秘密についても語ります。

【講座スケジュール】
第1回 5月16日(火)

名前	三田 誠広
肩書き	本学教授・芥川賞作家
プロフィール	1977年、『僕って何』で芥川賞受賞。主な作品、『いちご同盟』『地に火を放つ者』『炎の女帝持統天皇』『桓武天皇』『空海』『西行月に恋する』『なりひらの恋』『道鏡』『菅原道真』など。