講座詳細情報
申し込み締切日:2015-12-01 / 文学:芸術・文化 / 学内講座コード:272040f
『黒蜥蜴』の美学 【連続講座】三島由紀夫は何者?
- 開催日
- 12月 2日(水)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
今年もまた、美輪明宏による『黒蜥蜴』が上演されました。この作品は、もともと江戸川乱歩が連載した推理小説であり、それを三島由紀夫が戯曲化し、それが元で劇として世に広まったものです。私たちが知る数多くの舞台も2作の映画も、三島の戯曲を用いており、乱歩自身はこの戯曲を「江戸川乱歩原作による三島由紀夫作」と呼んでいます。戯曲本文の考察を通じて劇作家としての三島由紀夫に迫るとともに、そこに刻まれた美意識がもつ批評性にも注目したいと思います。また映画の一部を上映し、小説家と戯曲家だけではなく、演出家や役者などを含めた一大コラボレーションの幸福な成功例として『黒蜥蜴』を捉えて鑑賞します。
【講座スケジュール】
第1回12月 2日(水) 「黒蜥蜴」の美学
今年もまた、美輪明宏による『黒蜥蜴』が上演されました。この作品は、もともと江戸川乱歩が連載した推理小説であり、それを三島由紀夫が戯曲化し、それが元で劇として世に広まったものです。私たちが知る数多くの舞台も2作の映画も、三島の戯曲を用いており、乱歩自身はこの戯曲を「江戸川乱歩原作による三島由紀夫作」と呼んでいます。戯曲本文の考察を通じて劇作家としての三島由紀夫に迫るとともに、そこに刻まれた美意識がもつ批評性にも注目したいと思います。また映画の一部を上映し、小説家と戯曲家だけではなく、演出家や役者などを含めた一大コラボレーションの幸福な成功例として『黒蜥蜴』を捉えて鑑賞します。
【講座スケジュール】
第1回12月 2日(水) 「黒蜥蜴」の美学
講師陣
名前 | 土屋 忍 |
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肩書き | 本学教授 |
プロフィール | 北海道生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業し、会社勤務を経て大学院へ進学。東北大学大学院国際文化研究科博士課程中退。東北大学大学院助手、日本学術振興会特別研究員(国文学)を経て、現在、武蔵野大学文学部准教授。「近代文学研究」「現代文学各論」などを担当。主な共編著書に、『近代の夢と知性―文学・思想の昭和十年前後―』(翰林書房)、『大転換期―「60年代」の光芒―』(インパクト出版会)、『翻訳の圏域―文化・植民地・アイデンティティ―』(イセブ)、『〈外地〉日本語文学論』(世界思想社)、『武蔵野の教壇に立った文学者―土岐善麿・秋山駿・黒井千次―』(太陽出版)などがある。 |
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