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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-10-20 / 文学 / 学内講座コード:262038

中世女流日記・紀行を読む「とはずがたり」

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月21日(火)~ 3月24日(火)
講座回数
20回
時間
10:00~11:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
前期の「中世女流日記・紀行」―『十六夜日記』『うたたね』『とはずがたり』の続きとして、後深草院二条の「とはずがたり」を中心にやります。前期は安嘉門院四条(後の阿仏尼)の作品を中心にやってきましたが、今度は「とはずがたり」を読みます。
この作者が仕えた後深草院(生没1243 ~ 1304。在位1246 ~ 1259)は、阿仏尼(1220 年前半~1283 頃)に比べると時代は少し下るものの、二条は後深草院に仕える一方、他に複数の男性との交渉があったという。14 歳で後深草院の寵を受けてから、49 歳に至るまでの自伝的日記が「とはずがたり」で、前半の宮廷での愛欲生活の記述から始まり、後半の出家してからの仏法の行いで浄化されてゆく間の、旅を中心とした生き方を追ってゆきます。「とはずがたり」(後深草院二条)は長文なので、宮中生活の1 ~ 3 巻(14 ~ 32歳)は抜粋と要旨を読み、後半出家して旅の中での生活(4・5 巻)を丁寧に読みます。

※持ち物:前回までのプリント、筆記用具、あれば古語辞典

【講座スケジュール】
第1回10月21日(火) 鎌倉時代について概説及び当時の文学、特に日記・紀行について。
第2回10月28日(火) 「問

はず語
かた
り」の概説。作者の後深草院二条について。
第3回11月 4日(火) 「とはずがたり」第1 巻の梗概。(岩波文庫本の小項目)1 ~ 32
第4回11月11日(火) 「とはずがたり」第2 巻の梗概。(岩波文庫本の小項目)33 ~ 56
第5回11月18日(火) 「とはずがたり」第3 巻の梗概。(岩波文庫本の小項目)57 ~ 77
第6回11月25日(火) 「とはずがたり」の作者・後深草院二条の出家に至る心境
(第1 ~第3 巻のまとめ)
第7回12月 2日(火) 第4 巻の内容、具体的な内容解釈(注釈・口語記など)。78、79、80
第8回12月 9日(火) 第4 巻の内容、具体的な内容解釈(注釈・口語記など)。81、82、83、84
第9回12月16日(火) 第4 巻の内容、具体的な内容解釈(注釈・口語記など)。85、86、87、88
第10回 1月13日(火) 第4 巻の内容、具体的な内容解釈(注釈・口語記など)。89、90、91、92
第11回 1月20日(火)
第12回 1月27日(火)
第13回 2月 3日(火)
第14回 2月10日(火)
第15回 2月17日(火)
第16回 2月24日(火)
第17回 3月 3日(火)
第18回 3月10日(火)
第19回 3月17日(火)
第20回 3月24日(火)

講師陣

名前 上村 正人
肩書き 元武蔵野女子学院中学高校教員
プロフィール 昭和13年(1938)生まれ。昭和35年(1960)、東京学芸大学乙類国語科(漢文専攻)卒。同年武蔵野女子学院中学高校国語科教諭。平成15年(2003)3月、同上校定年退職。ほとんど高校で古文・漢文・現代文を教えてきた。その間、東京学芸大学名誉教授・故安良岡康作氏(中世文学・国語教育専攻)に師事、日本中世文学を中心に研究。中世文学会、仏教文学会、解釈学会、日本文学協会にも所属してきた。
なお本学生涯学習講座においては、「西行の和歌」「徒然草(抜粋)」「方丈記」「奥の細道」「野ざらし紀行」「鹿島詣」「笈の小文」「更科紀行」「嵯峨日記」「百人一首」「伊勢物語」「西行の歌と人生」「紀貫之の文学(「土佐日記」「古今集」)」「和歌文学史入門」をとりあげている。
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