講座詳細情報
申し込み締切日:2014-08-07 / 芸術・文化:心理 / 学内講座コード:261091
伊藤高雄講師と三浦裕子講師の対談能 〈三輪〉の魅力と謎 ―民俗と芸能の視点から―
- 開催日
- 8月8日 (金)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
能〈三輪〉では、夜分、見知らぬ男の訪問を受けた女が、その男の素性を知ろうとして着物の裾に針を付け後を追ったところ、三輪山の杉のもとに辿り着いたこと、針に通した糸が三勾(みわ)残っていたことなどが語られます。この物語は『古事記』『日本書紀』などに記されていることでも有名ですが、蛇婿入り話に類似した点もよく指摘されるところです。
能〈三輪〉が描くこの物語を、「民俗」という伝統的な生活文化に注目する視点から考え、さらに、中世芸能である能に摂取された意味を探り、能〈三輪〉の世界を深く複眼的に理解することにつとめます。
能〈三輪〉では、夜分、見知らぬ男の訪問を受けた女が、その男の素性を知ろうとして着物の裾に針を付け後を追ったところ、三輪山の杉のもとに辿り着いたこと、針に通した糸が三勾(みわ)残っていたことなどが語られます。この物語は『古事記』『日本書紀』などに記されていることでも有名ですが、蛇婿入り話に類似した点もよく指摘されるところです。
能〈三輪〉が描くこの物語を、「民俗」という伝統的な生活文化に注目する視点から考え、さらに、中世芸能である能に摂取された意味を探り、能〈三輪〉の世界を深く複眼的に理解することにつとめます。
講師陣
名前 | 三浦 裕子 |
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肩書き | 本学客員教授 |
プロフィール | 東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。 能楽資料センター研究員。 著書に『能・狂言の音楽入門』、『初めての能・狂言』(共著)、『面からたどる能楽百一番』など。 |
名前 | 伊藤 高雄 |
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肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 1958 年神奈川県中郡二宮町生まれ。國學院大學大学院博士課程後期満期退学。武蔵野大学・横浜国立大学・獨協医科大学・國學院大學・國學院大學栃木短期大学講師。専門は日本古代文学・伝承文学・民俗学。ことわざ学会理事。著書・論文に『万葉集を知る辞典』(東京堂出版 共著)、『ことわざで遊ぶ』(アリス館)、「ことば遊び―諺・謎・洒落の宇宙」(『講座日本の民俗学8 芸術と娯楽の民俗』雄山閣出版)などがある。 |
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