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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-08 / 文学:日本史 / 学内講座コード:261036

覚一本『平家物語』 ―巻第九(後半)・巻第十を読む―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
4月 9日(水)~ 9月17日(水)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
生田の森副将軍平重衡は自害寸前に捕えられ、敦盛は一の谷の夕の汀で熊谷直実に討たれ、小宰相は身重の身を夫通盛の着背長に抱かれて漆黒の海に。続く巻第十は寿永三(1184)年正月の「首渡」から十一月の御禊行幸までの一年間の重衡・維盛・頼盛・浦の男の「物語」を語ります。南都炎上の罰とする噂に重衡は「王命といひ武命といひ君につかへ世にしたがふ法遁れがたく」と心情を訴え、高野、熊野巡歴後、出家するも妻子への愛執断ち難きを懺悔しつつ入水した維盛。頼朝の歓待を受けた頼盛、同行を拒んだ侍宗清。海の瀬を案内した末、佐々木盛綱に斬殺された浦の男。巻第十はこの人々にゆかりの女性たちの愛憎悲嘆、慟哭の真情を交差させ紀伝的に紡ぎます。
木曽義仲の最期を西行は「木曽と申す武者死に侍りにけりな」と書き、慈円は「伊勢三郎等打テケリトキコエキ」と淡々と記す。『平家』は敗者重衡達と女性たち、在所の男がどのような運命を辿ったか、一人ひとりの「「最期」と情念を明らかに伝えんと語る。」加えてこの背景に治承・養和・寿永の数ヶ年、突如、不意に日常生活に侵入する「合戦」によって家屋を焼かれ、山野流浪を強いられ、生業もかなわぬ京内外の人々の姿と声を拾いつづけていきます。
※持ち物:テキスト・筆記用具

【講座スケジュール】
第1回 4月 9日(水) 重衡生捕・敦盛最期 巻第九
第2回 5月 7日(水) 知章最期・一の谷落足 巻第九
第3回 5月21日(水) 小宰相 巻第九
第4回 6月 4日(水) 首渡・内裏女房 巻第十
第5回 6月18日(水) 請文・戒文 巻第十
第6回 7月 2日(水) 海道下・千手前 巻第十
第7回 7月 9日(水) 横笛・高野巻 巻第十
第8回 7月23日(水) 維盛出家・熊野参詣 巻第十
第9回 9月 3日(水) 維盛入水・三日平氏 巻第十
第10回 9月17日(水) 藤戸・大嘗会之沙汰

講師陣

名前 深澤 邦弘
肩書き 元本学教授
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170など。
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