大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今回から、大正以後の近代文学において特に並べてみたい二人の作家を取り上げ、その文学を対照的に考察することにしました。そして、その文学世界を概観するだけでなく、作品(できれば短篇)を読み、その世界を味わうことに力を注ぎたいと考えています。また、できるだけ、ビデオテープなどを使用して、視聴覚の面からも、その世界を味わいたいと思います。その第1回として、今回は森鷗外と夏目漱石の文学を取り上げ、「高瀬舟」「渋江抽斎」「明暗」などの作品を読む予定です。

【講座スケジュール】
第1回 2月13日(木) 森鷗外の大正五年前後
第2回 2月27日(木) 「高瀬舟」「渋江抽斎」を読む
第3回 3月 6日(木) 夏目漱石の大正五年まで
第4回 3月13日(木) 「明暗」を読む

名前	星野 晃一
肩書き	元本学客員教授
プロフィール	昭和11年東京に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。城西国際大学教授を経て、武蔵野大学客員教授(2010年3月まで)。 著書に『室生犀星―幽遠・哀惜の世界』(明治書院)、『室生犀星 何を盗み何をあがなはむ』(踏青社)、『室生犀星―創作メモに見るその晩年』(踏青社)、『犀星 句中游泳』(紅書房)、編著『新生の詩』(愛媛新聞社)、『室生犀星文学年譜』『室生犀星書目集成』(以上、共編・明治書院)、『室生犀星未刊行作品集』全6巻(共編・三弥井書店)、『集英社国語辞典』(共編・集英社)など。