検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2013-10-03 / 文学:芸術・文化 / 学内講座コード:252020

修羅無惨 能に見る平家物語群像

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月 4日(金)~ 2月21日(金)
講座回数
10回
時間
10:00~12:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
20,000円
定員
50
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座内容】
『平家物語』は日本人の最も愛する古典です。今年生誕650年を迎えた世阿弥は、「源平の名将の人体の本説ならば、ことにことに平家の物語のままに書くべし」と指示しました。
夢幻能という、まさに前衛的な演劇手法を発明した能が、源平の人びとをどう描くか。世阿弥の修羅能は、彼が夢幻能を完成させるプロセスと私は考えています。映像資料を駆使して、能入門の手引きともなる講座にしたいと思います。
(1)平敦盛
「一の谷の戦さ敗れ。討たれし平家の公達あわれ」。十六歳の花の命を散らせた平敦盛。「残れるはこれか青葉の笛」。管絃の名手だった風雅が、その悲劇を彩ります。熊谷次郎の出家も当時の人びとには感動的でした。
(2)武蔵坊弁慶
正史に残ることが少ない人物ですが、能では義経との出会い「橋弁慶」、頼朝の刺客と戦う「正尊」、「船弁慶」での活躍、涙ながらに主君を金剛杖で打つ「安宅」、逃避行の「接待」と人気抜群です。
(3)健礼門院
独裁者・清盛の娘と生まれ、天皇の后となり、国母ともなられた女性は、まさに悲劇をその一身に集める希有の体験者でもありました。大原の寂光院に傷心の日々を癒やす「大原御幸」の能と、歌舞伎の「建礼門院」を比較します。

【講座スケジュール】
第1回10月 4日(金) 平敦盛
第2回10月18日(金) 武蔵坊弁慶
第3回11月 1日(金) 健礼門院
第4回11月15日(金) 悪七兵衛景清
第5回11月29日(金) 平清経
第6回12月13日(金) 巴御前
第7回 1月10日(金) 平忠度
第8回 1月24日(金) 土佐坊正尊
第9回 2月 7日(金) 平通盛
第10回 2月21日(金) 平知盛

講師陣

名前 増田 正造
肩書き 本学名誉教授
プロフィール 1930年東京生まれ。早稲田大学では元武蔵野女子大学学長・大河内昭爾、狂言の人間国宝・野村万作、日本舞踊の芸術院会員・花柳寿輔と同級。武蔵野大学名誉教授。本学能楽資料センターの創立に関わり、長く主任を務める。『能の表現―逆説の美学』は10万部を超える能のベストセラー。『能と近代文学』で観世寿夫記念法政大学能楽賞。長く能の普及に努め、薪能やイベント、多数の海外公演に関わる。映像作家。日本伝統文化振興財団『増田教授の映像バリ島まるかじり』に続き、東映から『能の華』、観世清和・観世三郎太の能の美をさぐるDVDを刊行。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.