大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
2013年、いま私たちの周りでは、次のような言葉が飛び交っています。「いったい日本はこれからどうなるだろう」。だれに尋ねても、揺るぎない正解は、返ってきません。世界的な学者も、大企業のトップも、ベテラン政治家も、確信がなさそうです。どうやら、こうした不安な状況は、日本だけでなく、世界中に共通する「現代リスク症候群」の仕業のようです。人口、環境、食料、エネルギー、雇用にはじまり、住宅、年金、医療、通信、スポーツなどなど。溢れるほど発表される「近未来論」や「30年・50年予測」の数字やデータを参考にしながら、なにが問題なのか、だれの責任なのか、ほんとうの解決策は見つかるのか、などを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回　5月13日（月）　「未来論」や「30年・50年予測」はなぜ騒がれるのか
第2回　5月20日（月）　人口が増える国と増えない国がなぜ出来るのか
第3回　5月27日（月）　経済成長率の動きはなにを意味しているのか
第4回　6月 3日（月）　ドル、ユーロ、円、元の「基軸通貨」をめぐる駆け引き
第5回　6月10日（月）　食料自給率が低いとなにが問題になるのか
第6回　6月17日（月）　エネルギー資源ははたして有限で枯渇するのか
第7回　6月24日（月）　サイバー戦争はこれから何をもたらすのか
第8回　7月 1日（月）　核兵器や原発の高レベル核廃棄物の処理は大丈夫か
第9回　7月 8日（月）　世界で貧富の格差が是正される日がくるだろうか
第10回　7月15日（月）　いったい「地上の平和」とはなんだろうか

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。