講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-08 / 文学 / 学内講座コード:251041
古典の紀行文をたどる ―東関紀行・海道記・十六夜日記―
- 開催日
- 4月 9日(火)~ 9月17日(火)
- 講座回数
- 18回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
日本の紀行文学の伝統は、早くも奈良朝の「万葉集」の和歌にその嚆矢がみられる。高市黒人、長忌寸奥麻呂、柿本人麻呂、山辺赤人、そして多くの防人らが旅の抒情を歌に托している。それらが、平安朝の「古今和歌集」の羇旅の部(巻九)へと継がり、さらに平安末期の歌僧西行に至って、能因以後の歌枕をめぐる旅の歌へと発展する。宗教者による巡礼や廻国や巡拝の旅が流行する一方、散文の世界では、紀貫之の土佐から京への旅日記「土佐日記」に至って、日々の記録として女房らの女流日記文学へと継がる。これらから、新しい政治都市鎌倉という新興都市の出現により、〈京都─鎌倉〉の旅が普及し、また新しい紀行を生み出してきた。これらの典型的な紀行文学「東関紀行」「海道記」「十六夜日記」の3作品を読んでゆく。
※持ち物:前回までのプリント、筆記用具、古語辞典
※日程が変更になりました(2013/2/13)。下記は変更後の日程です。
【講座スケジュール】
第1回 4月 9日(火) 日本紀行文学とその発祥─ 古代歌謡の中の旅─
第2回 4月16日(火) 「万葉集」の羇旅歌─ 高市黒人、柿本人麻呂、防人らの作品─
第3回 4月23日(火) 「記・紀」の旅─ 倭建命の東征、神武天皇の東征など─
第4回 5月 7日(火) 「伊勢物語」の旅の歌
第5回 5月14日(火) 「土佐日記」の〈土佐国→京都〉の文人の紀行文
第6回 5月21日(火) 「更級日記」冒頭の〈上総国→京都〉への旅より
第7回 5月28日(火) 「能因歌枕」から始まる歌枕をめぐる旅、西行の場合
第8回 6月11日(火) 平安朝の信仰と巡礼・巡拝・廻国の旅─ 熊野詣・長谷詣など
第9回 6月18日(火) 鎌倉への旅。政治都市鎌倉の出現による東海道の旅
第10回 6月25日(火) 「東関紀行」概説
第11回 7月 2日(火) ※ 以下略
第12回 7月 9日(火)
第13回 7月16日(火)
第14回 7月23日(火)
第15回 7月30日(火)
第16回 9月 3日(火)
第17回 9月10日(火)
第18回 9月17日(火)
日本の紀行文学の伝統は、早くも奈良朝の「万葉集」の和歌にその嚆矢がみられる。高市黒人、長忌寸奥麻呂、柿本人麻呂、山辺赤人、そして多くの防人らが旅の抒情を歌に托している。それらが、平安朝の「古今和歌集」の羇旅の部(巻九)へと継がり、さらに平安末期の歌僧西行に至って、能因以後の歌枕をめぐる旅の歌へと発展する。宗教者による巡礼や廻国や巡拝の旅が流行する一方、散文の世界では、紀貫之の土佐から京への旅日記「土佐日記」に至って、日々の記録として女房らの女流日記文学へと継がる。これらから、新しい政治都市鎌倉という新興都市の出現により、〈京都─鎌倉〉の旅が普及し、また新しい紀行を生み出してきた。これらの典型的な紀行文学「東関紀行」「海道記」「十六夜日記」の3作品を読んでゆく。
※持ち物:前回までのプリント、筆記用具、古語辞典
※日程が変更になりました(2013/2/13)。下記は変更後の日程です。
【講座スケジュール】
第1回 4月 9日(火) 日本紀行文学とその発祥─ 古代歌謡の中の旅─
第2回 4月16日(火) 「万葉集」の羇旅歌─ 高市黒人、柿本人麻呂、防人らの作品─
第3回 4月23日(火) 「記・紀」の旅─ 倭建命の東征、神武天皇の東征など─
第4回 5月 7日(火) 「伊勢物語」の旅の歌
第5回 5月14日(火) 「土佐日記」の〈土佐国→京都〉の文人の紀行文
第6回 5月21日(火) 「更級日記」冒頭の〈上総国→京都〉への旅より
第7回 5月28日(火) 「能因歌枕」から始まる歌枕をめぐる旅、西行の場合
第8回 6月11日(火) 平安朝の信仰と巡礼・巡拝・廻国の旅─ 熊野詣・長谷詣など
第9回 6月18日(火) 鎌倉への旅。政治都市鎌倉の出現による東海道の旅
第10回 6月25日(火) 「東関紀行」概説
第11回 7月 2日(火) ※ 以下略
第12回 7月 9日(火)
第13回 7月16日(火)
第14回 7月23日(火)
第15回 7月30日(火)
第16回 9月 3日(火)
第17回 9月10日(火)
第18回 9月17日(火)
講師陣
名前 | 上村 正人 |
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肩書き | 元武蔵野女子学院中学高校教員 |
プロフィール | 昭和13年(1938)生まれ。昭和35年(1960)、東京学芸大学乙類国語科(漢文専攻)卒。同年武蔵野女子学院中学高校国語科教諭。平成15年(2003)3月、同上校定年退職。ほとんど高校で古文・漢文・現代文を教えてきた。その間、東京学芸大学名誉教授・故安良岡康作氏(中世文学・国語教育専攻)に師事、日本中世文学を中心に研究。中世文学会、仏教文学会、解釈学会、日本文学協会にも所属してきた。 なお本学生涯学習講座においては、「西行の和歌」「徒然草(抜粋)」「方丈記」「奥の細道」「野ざらし紀行」「鹿島詣」「笈の小文」「更科紀行」「嵯峨日記」「百人一首」「伊勢物語」「西行の歌と人生」「紀貫之の文学(「土佐日記」「古今集」)」「和歌文学史入門」をとりあげている。 |
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