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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-16 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:242039

覚一本『平家物語』 ―巻第四・巻第五を読む―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月17日(水)~ 3月 6日(水)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
10,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
巻第四は治承四(1180)年二月の高倉帝譲位から五月の頼政の挙兵と敗死、さらに三井寺炎上までを語り、巻第五で六月の都遷、八月の以仁王の令旨を奉じた頼朝の挙兵、十月の富士川合戦、十二月の都帰、奈良炎上と緊迫の一年を語り終える。
幼い安徳天皇の即位、京に東国に各々令旨、院宣を掲げた源平両勢力の衝突に明け暮れた治承四年。物語は生活の場が戦場となり戦乱に巻き込まれた東国京中上下の人々の声をも掬いつつ展開する。三井寺炎上は「天下の乱国土のさわぎただ事ともおぼえず、平家の世末になりぬる先表」。福原遷都強行は「人臣の身として、うつされけるぞおそろしき」「いかが国の費、民のわづらひなるべき」。数千の焼死者を数え多くの伽藍が灰尽となった奈良炎上は「されば天下の衰微せん事疑ひな」しと。
『平家』はこの一ヶ年間の源平合戦を縦糸としこの極限状態を生きる人々―親と子・夫婦・主従・京内外の人々―の運命を横糸に、盛者必衰、会者定離、愛別離苦の物語として三十余章を紡ぐ。今回は十四章を選び権力者の理不尽な仕打ちに歴史の事例を示し理を尽して反問批判する京内外上下の人々の声を聴きつつ読みをすすめたい。

【講座スケジュール】
第1回 10月17日(水)  源氏揃 巻第四
第2回 10月31日(水)  信連 巻第四
第3回 11月 7日(水)  競 巻第四
第4回 11月21日(水)  橋合戦 巻第四
第5回 12月 5日(水)  宮乃御最期・三井寺炎上 巻第四
第6回 12月19日(水)  都遷 巻第五
第7回  1月16日(水)  月見・早馬 巻第五
第8回  1月30日(水)  文覚被流・福原院宣 巻第五
第9回  2月20日(水)  富士川 巻第五
第10回  3月 6日(水)  都帰・奈良炎上 巻第五

備考

【教材】
新日本古典文学大系『平家物語上』 岩波書店 1991年 4,620円
または、新編日本古典文学全集『平家物語一』 小学館 1994年 4,480円
または、『平家物語二』 岩波文庫 1999年 840円
※各自いずれかをご用意ください
※前回から継続して受講される方には、お申込後コピープリントについてご案内いたします

講師陣

名前 深澤 邦弘
肩書き 元本学教授
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170など。
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