大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今回は、18～20帖、光源氏31～32歳の物語。
「松風巻」では、二条院の東院造営が完成し、西の対は花散里が住み、東の対を予定していた明石上は上京して大井川のほとりの別邸に住居を構えます。光源氏は明石姫君を紫上の養女として迎えようとします。「薄雲巻」は、明石姫君を紫上の養女とする明石上の苦悩と母子の別れの名場面、光源氏のあこがれの女性であった藤壷宮の崩御、その子冷泉帝が夜居の僧から光源氏こそが自分の父であるということを知るという『源氏物語』屈指の巻です。「朝顔巻」は、父宮の薨去により斎院を退下した朝顔の姫君に光源氏は長年の思いを訴え、世間は二人の結婚を噂し、紫上を大いに悩ませます。

【講座スケジュール】
第1回　10月 1日(月) 　松風巻（1）
第2回　10月15日(月)　 松風巻（2）
第3回　10月22日(月)　 松風巻（3）
第4回　10月29日(月) 　松風巻（4）
第5回　11月 5日(月) 　松風巻（5）
第6回　11月12日(月)　 松風巻（6）
第7回　11月19日(月)　 薄雲巻（1）
第8回　11月26日(月)　 薄雲巻（2）
第9回　12月 3日(月) 　薄雲巻（3）
第10回　12月10日(月) 　薄雲巻（4）
第11回　12月17日(月) 　薄雲巻（5）
第12回　 1月 7日(月) 　薄雲巻（6）
第13回　 1月21日(月)　 薄雲巻（7）
第14回　 1月28日(月) 　薄雲巻（8）
第15回　 2月 4日(月)　 朝顔巻（1）
第16回　 2月18日(月)　 朝顔巻（2）
第17回　 2月25日(月)　 朝顔巻（3）
第18回　 3月 4日(月) 　朝顔巻（4）
第19回　 3月11日(月)　 朝顔巻（5）
第20回　 3月18日(月)　 朝顔巻（6）

【教材】
新潮日本古典集成『源氏物語 三』 石田穣二・清水好子 新潮社 1978年5月 3，780円

名前	松村 武夫
肩書き	本学名誉教授
プロフィール	1940年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。武蔵野女子大学短期大学部長、武蔵野大学文学部長、大学院研究科長をへて、現在本学名誉教授。平安時代末期の文学(和歌文学、歴史物語など)を研究領域とし、主な著書に『校注水鏡』『水鏡全注釈』『実用国語辞典』等がある。

名前	稲垣 智花
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院博士課程修了。カリタス女子短期大学非常勤講師。武蔵野大学非常勤講師。中古・中世の物語文学、歴史物語専攻。

名前	鈴木 泰恵
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院博士課程修了。早稲田大学非常勤講師。武蔵野大学非常勤講師。 中古・中世の物語文学専攻、『狭衣物語』の研究者で、文学博士。