大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今年、2012 年は、世界史に大きな転機を画す年になりそうです。
グローバル化した世界に張り巡らされたインターネットに乗って一気に増えた情報が、政治経済だけでなく、私たちの暮らしを揺さぶり、閉塞した現在どころか、未来への希望をも不安なものにしています。政治体制に対する人々の不信が募るなかで、アメリカ、中国、フランス、ロシア、韓国といった注目の国々で、指導者交代を賭けた選挙が行われます。派手なマスメディアの掛け声の裏で、新しい世界の変化の潮流が、音もなく忍び込んできています。その動きをなんとか捉えて、考える材料を提示したい。それが、この講座に対する私の思いです。

【講座スケジュール】
第1回 5月 7日(月) 「民主主義」とは、いったい何だろう
第2回 5月14日(月) 「政治」と「経済」と、どっちが重要だろう
第3回 5月21日(月) 「正しい戦争」と「不正な戦争」と区別できるだろうか
第4回 5月28日(月) 「70 億の地球」で、人口減の日本はどうなるだろう
第5回 6月 4日(月) 「きれいな水」や「きれいな空気」の争奪合戦か
第6回 6月11日(月) 「代替エネルギー」は世界中に行き渡るだろうか
第7回 6月18日(月) 「格差社会」の底辺の人たちはどうなるのか
第8回 6月25日(月) 「ネット社会」の行きつく先はどこだろう
第9回 7月 2日(月) 「これからの心の支え」は何だろう
第10回 7月 9日(月) 「これからの世界のリーダー」は登場してくるだろうか

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。