大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
シェイクスピアが『ハムレット』の中に敢えて描かなかったオフィーリアの死の場面を描いたジョン・エヴァレット・ミレイの絵や、ミルトンの『失楽園』に詩人ウィリアム・ブレイクが宗教画家として描いた挿絵、あるいはヴァージニア・ウルフのパスティーシュ小説をサリー・ポッターが映画化した『オーランドウ』など、英文学史上の名作と絵画、映画、あるいは芸術運動との関連を概観することを通して、英国文化の特質を解読したいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 4月11日(水) シェイクスピアとミレイ―『ハムレット』
第2回 4月25日(水) ミルトンと（画家としての）ブレイク―『失楽園』
第3回 5月16日(水) ポゥプとホガース―風刺画と物語性
第4回 5月30日(水) ワーズワースとコンスタブル― 国内旅行ブームと風景画
第5回 6月13日(水) オースティン『高慢と偏見』と肖像画・細密画
第6回 6月27日(水) モリス『ユートピアからの便り』とアーツ& クラフツ運動
第7回 7月11日(水) ウルフとサリー・ポッター―『オーランドウ』

名前	安藤 聡
肩書き	大妻女子大学教授
プロフィール	大妻女子大学比較文化学部教授。 東京都出身、明治学院大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)(筑波大学)。 主著『ウィリアム・ゴールディング─痛みの問題』(成美堂)、『ファンタジーと歴史的危機─英国児童文学の黄金時代』(彩流社)、『ナルニア国物語解読─C.S.ルイスが創造した世界』(彩流社)他。