講座詳細情報
申し込み締切日:2011-10-13 / 文学 / 学内講座コード:232042
日本近代文学の流れ
- 開催日
- 10月14日(金)~ 3月23日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
紫式部と源氏物語 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
漢詩を読む (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
日本における近代文学の創始が、われわれの生の内容に、どれほど新しく大きな変革をもたらしたか。その道程を明らかにする。
純文学として、近代文学の中央を流れた私小説が、われわれの精神生活にどんな発見と発明をもたらしたか。その問題を考える。
※参考図書: 『私小説という人生』 秋山駿 新潮社 2006年12月 1,785円
【講座スケジュール】
第1回10月14日(金) 田山花袋『蒲団』のラスコーリニコフ的歩行
第2回10月28日(金) 花袋『生』で母親を描くときの皮削ぎの苦痛
第3回11月11日(金) 花袋『東京震災記』『東京の三十年』の今日性
第4回11月25日(金) 岩野泡鳴『耽溺』と日本のデカダンス
第5回12月 9日(金) 二葉亭四迷『平凡』に見る私哲学の創始
第6回 1月27日(金) 樋口一葉『たけくらべ』『にごりえ』女性的な物語りの確立
第7回 2月10日(金) 島崎藤村『藤村随筆集』の先駆的な人間探求
第8回 2月24日(金) 志賀直哉『暗夜行路』における行動する主人公の確立
第9回 3月 9日(金) 正宗白鳥『自然主義文学盛衰史』が描く近代文学創造のドラマ
第10回 3月23日(金) 正宗白鳥から小林秀雄へと流れた、日本人の生の独特さとは何かという問い
日本における近代文学の創始が、われわれの生の内容に、どれほど新しく大きな変革をもたらしたか。その道程を明らかにする。
純文学として、近代文学の中央を流れた私小説が、われわれの精神生活にどんな発見と発明をもたらしたか。その問題を考える。
※参考図書: 『私小説という人生』 秋山駿 新潮社 2006年12月 1,785円
【講座スケジュール】
第1回10月14日(金) 田山花袋『蒲団』のラスコーリニコフ的歩行
第2回10月28日(金) 花袋『生』で母親を描くときの皮削ぎの苦痛
第3回11月11日(金) 花袋『東京震災記』『東京の三十年』の今日性
第4回11月25日(金) 岩野泡鳴『耽溺』と日本のデカダンス
第5回12月 9日(金) 二葉亭四迷『平凡』に見る私哲学の創始
第6回 1月27日(金) 樋口一葉『たけくらべ』『にごりえ』女性的な物語りの確立
第7回 2月10日(金) 島崎藤村『藤村随筆集』の先駆的な人間探求
第8回 2月24日(金) 志賀直哉『暗夜行路』における行動する主人公の確立
第9回 3月 9日(金) 正宗白鳥『自然主義文学盛衰史』が描く近代文学創造のドラマ
第10回 3月23日(金) 正宗白鳥から小林秀雄へと流れた、日本人の生の独特さとは何かという問い
講師陣
名前 | 秋山 駿 |
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肩書き | 元本学教授・文芸評論家 |
プロフィール | 東京都出身。早稲田大学文学部仏文科卒。1979年から93年まで東京農工大学教授、97年から武蔵野女子大学教授、2001年、客員教授。1997年より日本芸術院会員。 主な受賞歴に、第3回群像新人文学賞評論部門(1960年)「小林秀雄」、第1回伊藤整文学賞評論部門(1990年)『人生の検証』、第49回野間文芸賞(1996年)『信長』、第50回毎日出版文化賞(1996年)『信長』、第16回和辻哲郎文化賞一般部門(2003年)『神経と夢想 私の「罪と罰」』がある。 文学賞選考委員として、すばる文学賞、野間文芸新人賞の選考委員を歴任。現在、野間文芸賞、川端康成文学賞選考委員を務める。 主な著書に、『信長』『知れざる炎 評伝中原中也』『私小説という人生』他多数。 |
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