講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-23 / 芸術・文化 / 学内講座コード:22220301
【対面】病と人間の文化史 明治大学大学院教養デザイン研究科講座vol.4【対面/日本の文化・歴史/文学/その他/】
- 開催日
- 10月 1日(土)、10月 8日(土)、10月15日(土)、10月22日(土)、10月29日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:30~17:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,100円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
生老病死は、人間の宿命です。その中でも、病になることは好ましいことではありません。しかし、そのことにより真の自己に直面したり、あるいは家族や社会との関係に変化がもたらされ良好になれば、却って私達を成長させプラスの何かをもたらすことになるかもしれません。そのようなことを記録した文章や図像こそ、すぐれた文化遺産というべきものでしょう。今回の講座では、日本の古代から現代までを対象に、病、あるいは病に関係するテーマを記した文学作品や文化的資料、あるいは民俗学的資料をテキストにしながら講義を行います。それぞれの時代において、人々はどのような病に苦しめられ、またどのように治療や癒しを行ってきたのか。そしてそれらはどのように変容したのか。具体的なテキストを分析することを通して、病と人間の文化史を考えたいと思います。
【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/61fc829bd7f0
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:9月22日(木)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(土) 古代文学にみる憑依と疾病
憑依と疾病との関係をめぐる古代人の認識を、文学作品の検討をとおし考察します。
第2回 10月 8日(土) 馬琴読本の中の薬
『南総里見八犬伝』をはじめとする曲亭馬琴の読本に登場する薬について、その効能や作中における意義を考察します。
第3回 10月15日(土) 永井荷風と病
永井荷風の諸作品、「断腸亭日乗」などから荷風と病について考察します。
第4回 10月22日(土) 感染症文学の考察ースペイン風邪・赤痢・結核を中心にー
スペイン風邪の小説やエッセイ、また赤痢に侵された村を描いた小説や石川啄木作品の結核の特徴を考察します。
第5回 10月29日(土) わたしの「病」は誰のせい?ー病から漱石『門』を読み解く
核家族を形づくりながら東京に生きる人々が、病と自分の言動との関係をどう意味づけているかを分析します。
生老病死は、人間の宿命です。その中でも、病になることは好ましいことではありません。しかし、そのことにより真の自己に直面したり、あるいは家族や社会との関係に変化がもたらされ良好になれば、却って私達を成長させプラスの何かをもたらすことになるかもしれません。そのようなことを記録した文章や図像こそ、すぐれた文化遺産というべきものでしょう。今回の講座では、日本の古代から現代までを対象に、病、あるいは病に関係するテーマを記した文学作品や文化的資料、あるいは民俗学的資料をテキストにしながら講義を行います。それぞれの時代において、人々はどのような病に苦しめられ、またどのように治療や癒しを行ってきたのか。そしてそれらはどのように変容したのか。具体的なテキストを分析することを通して、病と人間の文化史を考えたいと思います。
【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/61fc829bd7f0
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:9月22日(木)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(土) 古代文学にみる憑依と疾病
憑依と疾病との関係をめぐる古代人の認識を、文学作品の検討をとおし考察します。
第2回 10月 8日(土) 馬琴読本の中の薬
『南総里見八犬伝』をはじめとする曲亭馬琴の読本に登場する薬について、その効能や作中における意義を考察します。
第3回 10月15日(土) 永井荷風と病
永井荷風の諸作品、「断腸亭日乗」などから荷風と病について考察します。
第4回 10月22日(土) 感染症文学の考察ースペイン風邪・赤痢・結核を中心にー
スペイン風邪の小説やエッセイ、また赤痢に侵された村を描いた小説や石川啄木作品の結核の特徴を考察します。
第5回 10月29日(土) わたしの「病」は誰のせい?ー病から漱石『門』を読み解く
核家族を形づくりながら東京に生きる人々が、病と自分の言動との関係をどう意味づけているかを分析します。
備考
講師陣
名前 | 伊藤 剣 |
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肩書き | 明治大学法学部准教授 教養デザイン研究科准教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、明治大学法学部准教授。博士(文学)。主要業績として、『日本上代の神話伝承』(新典社)、「『出雲国風土記』の『日本書記』受容態度ー巻頭付近の記事を中心にー」(『上代文学120』)、「現伝『出雲国風土記』の成立をめぐって」(『国語と国文学』94-6)等。 |
名前 | 池田 功 |
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肩書き | 明治大学政治経済学部教授 教養デザイン研究科教授 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。博士(博士)、国体啄木学会会長。主要単著として、『石川啄木 国際性への視座』(おうふう)、『石川啄木 その散文と思想』(世界思想社、明治大学人文科学叢書)、『啄木日記を読む』(新日本出版社)、『石川啄木入門』(桜出版)等。 |
名前 | 神田 正行 |
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肩書き | 明治大学法学部准教授・教養デザイン研究科兼担 |
プロフィール | 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『馬琴と書物 伝奇世界の底流』(八木書店)、編著に『馬琴書翰集成』(柴田光彦氏と共編。全7巻。八木書店)。 |
名前 | 嶋田 直哉 |
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肩書き | 明治大学政治経済学部専任教授 教養デザイン研究科専任教授 |
プロフィール | 立教大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、明治大学政治経済学部専任教授、教養デザイン研究科専任教授。博士(文学)。単著『荷風と玉の井「ぬけられます」の修辞学』(論創社)、論文「輻輳化する風景ー永井荷風の文体戦略」(「明治大学教養論集」第532号)、論文「記憶の遠近法ー井上ひさし『父と暮らせば』を観ること」(「日本近代文学」第94集)など。国際演劇評論家協会日本センター会員。 |
名前 | 畑中 基紀 |
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肩書き | 明治大学経営学部教授 教養デザイン研究科教授 |
プロフィール | 1995年早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。現在、明治大学経営学部教授。 |