講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-23 / 芸術・文化 / 学内講座コード:22220201
神社と祭りの日本精神史 【Zoom/日本の文化・歴史/その他/】
- 開催日
- 10月 1日(土)、10月15日(土)、10月29日(土)、11月12日(土)、11月26日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,900円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
日本列島に展開してきた神社、それはアジアでは特殊な宗教的な施設であり、制度であった。そもそも神社という地域の信仰・宗教の拠点が、大和王権、律令政府、そして官社として中央の権力に統制されること自体、他の国々、民族では見られない特殊なことであった。日本では、『延喜式』神名帳で知られるように、古代の官社制度でそれが常態化した時代があった。一方、人びとは地域や氏族に密接な神を信仰していたと推測されるが、そうした記録は古代と中世の前半までほとんど残っていない。多くの神社には史料的に、古代から中世まで数世紀の空白期間があり、この断絶は、神社の歴史を考察するものにとって致命的である。しかしそれでも、神社にまつわる断片的な素材を拾い集め、途切れ途切れでも神社と神がみの信仰を明らかにしていきたい。毎回、特徴のある神社を一社採り上げる。可能な限り祭りの映像なども採用したい。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:9月23日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(土) 多賀大社
日本霊異記では荒ぶる猿神として登場。日本の始祖神のひとり伊弉諾命を祭神とし、天照大神の父神としても古代・中世・近世と広く信仰を集めていた神社。
第2回 10月15日(土) 伊和神社―播磨国一宮―
播磨国風土記に頻出する播磨国最古の神社で、出雲杵築大社との所縁もある。今も数十年に一度行われる一山祭礼は、だし祭礼の原型を髣髴させる。
第3回 10月29日(土) 大洗磯前神社・酒列磯前神社
斉衡三年( 856) 12月、常陸国鹿島郡の大洗磯前の海辺に突然出現した神々は薬師大菩薩を名乗った。神社近くの丘に鹿島灘を望む巨大古墳が存在する。
第4回 11月12日(土) 大和神社とチャンチャン祭り
『日本書紀』では、天照大神とともに天皇大殿に祀られていたとある最古の神。チャンチャン祭りは、春日若宮御祭りと並んで奈良を代表する祭りである。
第5回 11月26日(土) 寒川神社―相模国一宮―
相模国国府から東に離れて存在する寒川神社だが、その理由は国府の移転にあった。大磯六所社のコウノマチ(祭り)には寒川を含めて国内の神々が集合。不思議な儀礼が展開する。
日本列島に展開してきた神社、それはアジアでは特殊な宗教的な施設であり、制度であった。そもそも神社という地域の信仰・宗教の拠点が、大和王権、律令政府、そして官社として中央の権力に統制されること自体、他の国々、民族では見られない特殊なことであった。日本では、『延喜式』神名帳で知られるように、古代の官社制度でそれが常態化した時代があった。一方、人びとは地域や氏族に密接な神を信仰していたと推測されるが、そうした記録は古代と中世の前半までほとんど残っていない。多くの神社には史料的に、古代から中世まで数世紀の空白期間があり、この断絶は、神社の歴史を考察するものにとって致命的である。しかしそれでも、神社にまつわる断片的な素材を拾い集め、途切れ途切れでも神社と神がみの信仰を明らかにしていきたい。毎回、特徴のある神社を一社採り上げる。可能な限り祭りの映像なども採用したい。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:9月23日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 10月 1日(土) 多賀大社
日本霊異記では荒ぶる猿神として登場。日本の始祖神のひとり伊弉諾命を祭神とし、天照大神の父神としても古代・中世・近世と広く信仰を集めていた神社。
第2回 10月15日(土) 伊和神社―播磨国一宮―
播磨国風土記に頻出する播磨国最古の神社で、出雲杵築大社との所縁もある。今も数十年に一度行われる一山祭礼は、だし祭礼の原型を髣髴させる。
第3回 10月29日(土) 大洗磯前神社・酒列磯前神社
斉衡三年( 856) 12月、常陸国鹿島郡の大洗磯前の海辺に突然出現した神々は薬師大菩薩を名乗った。神社近くの丘に鹿島灘を望む巨大古墳が存在する。
第4回 11月12日(土) 大和神社とチャンチャン祭り
『日本書紀』では、天照大神とともに天皇大殿に祀られていたとある最古の神。チャンチャン祭りは、春日若宮御祭りと並んで奈良を代表する祭りである。
第5回 11月26日(土) 寒川神社―相模国一宮―
相模国国府から東に離れて存在する寒川神社だが、その理由は国府の移転にあった。大磯六所社のコウノマチ(祭り)には寒川を含めて国内の神々が集合。不思議な儀礼が展開する。
備考
【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
■全講座一覧はこちらからご確認いただけます。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
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※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 元明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)、『オビシャ文書の世界―関東の村の祭りと記録』(岩田書院、2018年)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |