講座詳細情報
申し込み締切日:2019-10-02 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:19220016
唱歌・童謡にみる民俗史 子どもの歌から日本の世相を考える
- 開催日
- 10月10日(木)、10月24日(木)、11月 7日(木)、11月21日(木)、12月 5日(木)、12月19日(木)、1月16日(木)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 18,150円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
「歌は世につれ、世は歌につれ」…次世代を生きる子ども達に対して、学校における教育として創作された「唱歌」や、民間における情操育成の手段として発表された「童謡」には、創作当時の社会が望んだであろう人間像が克明に描き出されています。本講座ではそれぞれの時代を代表する唱歌や童謡の作品を複数取り上げながら、それぞれの時代背景を探り、民俗史の観点から当時の世相を考えていきます。古くから愛唱される唱歌や童謡の歌詞を紐解き、その音源に触れながら、現代社会が構築されるに至る中で私たち日本人が継承してきた文化や思想とその周辺を考察します。
【講義概要】
第1回 10月10日(木) 「蛍の光」と近代黎明期
明治14年に最初の小学唱歌集が発表された時代を作品から振り返る。
第2回 10月24日(木) 「一月一日」と式日歌の制定
近代国家の礎として式日歌や校歌を制定した時代背景を探る。
第3回 11月 7日(木) 「鉄道唱歌」にみる地理教育
学校唱歌が「歌曲」の教材活用として成立していった社会情勢を考える。
第4回 11月21日(木) 「ももたろう」と思想教育
子どもに馴染みのある昔話を題材に時代が求めた人物像を追う。
第5回 12月 5日(木) 「荒城の月」と歌曲文化の醸成
唱歌教育から派生した日本独自の歌曲誕生を欧州文化と比較する。
第6回 12月19日(木) 「春の小川」にみる大正デモクラシー
唱歌誕生から30年を経て作品の抒情性が深まりゆく世相とその背景を考える。
第7回 16日(木) 「かなりや」と童謡運動の始まり
唱歌教育を背景に民間から生まれた童謡運動の持つ意味とその影響力とは。
「歌は世につれ、世は歌につれ」…次世代を生きる子ども達に対して、学校における教育として創作された「唱歌」や、民間における情操育成の手段として発表された「童謡」には、創作当時の社会が望んだであろう人間像が克明に描き出されています。本講座ではそれぞれの時代を代表する唱歌や童謡の作品を複数取り上げながら、それぞれの時代背景を探り、民俗史の観点から当時の世相を考えていきます。古くから愛唱される唱歌や童謡の歌詞を紐解き、その音源に触れながら、現代社会が構築されるに至る中で私たち日本人が継承してきた文化や思想とその周辺を考察します。
【講義概要】
第1回 10月10日(木) 「蛍の光」と近代黎明期
明治14年に最初の小学唱歌集が発表された時代を作品から振り返る。
第2回 10月24日(木) 「一月一日」と式日歌の制定
近代国家の礎として式日歌や校歌を制定した時代背景を探る。
第3回 11月 7日(木) 「鉄道唱歌」にみる地理教育
学校唱歌が「歌曲」の教材活用として成立していった社会情勢を考える。
第4回 11月21日(木) 「ももたろう」と思想教育
子どもに馴染みのある昔話を題材に時代が求めた人物像を追う。
第5回 12月 5日(木) 「荒城の月」と歌曲文化の醸成
唱歌教育から派生した日本独自の歌曲誕生を欧州文化と比較する。
第6回 12月19日(木) 「春の小川」にみる大正デモクラシー
唱歌誕生から30年を経て作品の抒情性が深まりゆく世相とその背景を考える。
第7回 16日(木) 「かなりや」と童謡運動の始まり
唱歌教育を背景に民間から生まれた童謡運動の持つ意味とその影響力とは。
備考
【教材】
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 伊藤 真弓 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学法学部准教授 |
プロフィール | 19世紀末におけるドイツ語圏文化、ルーマニア文化を研究対象とし、同時に広く文化と社会の関係に関心を持つ。明治大学ルーマニア文化研究所代表。リバティアカデミー講座では、在日ルーマニア大使館との共催講座「ルーマニアの文化に親しむ」(2009-2010)/「ルーマニアの魅力」(2015-2018春期)、「オープン講座・バグパイプの魅力」(2013後期)、「テレビCMとその時代」(2013-2016春期/2017-18秋期)、「日本のフォークソングとその時代」(2013-2014秋期)、「1960年代から1980年代の日本の大衆音楽を語る」(2015秋期)等のコーディネータを担当。 |
名前 | 海沼 実 |
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肩書き | 音羽ゆりかご会会長、日本童謡学会理事長 |
プロフィール | 明治大学文学部卒。元学長木村礎先生に師事し、近世音楽史を研究。さらに桐朋学園大学音楽学部では声楽を専攻する。童謡歌手川田正子・孝子姉妹を伯母に持ち、「みかんの花咲く丘」「里の秋」の作曲者としても知られる祖父・海沼實が昭和8年に創設した「音羽ゆりかご会」を受け継いで演奏活動を行う。またイタリアなど欧州の音楽祭では作曲家としての入賞経験も多い。幼少期には「音羽ゆりかご会」に所属し、「ヤン坊マー坊天気予報」等のCM曲を数多く歌った。現在は日本音楽文化の普及活動、執筆、講演活動や子育て支援など幅広く活躍している。2017年に紺綬褒章を受章。5児の父。 |