大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
激変するビジネス社会が求めている人材は「分かりやすさ」「聞きやすさ」「納得度」の高い話し方、また相手から必要な情報を引き出す「訊く力」を備えた人です。これらの能力は自然に身に付くものではなく、努力して掴み取る力です。
講座では、根拠が明確で論理的に組み立てられた説得力のある情報提供能力、傾聴・質問力など情報収集能力向上の基本から応用までの演習を積み重ね、言語活動のクォリティを高めます。また、最終段階では、問題を克服しビジネスを牽引してきたゲストの話を聴き、自己の活動を前へ進めます。
本講座では、上司や会議での報告・プレゼン、また防災指導や社員教育・講演などの場で聞き手を引きつける話法を身に付けたい。停滞している人間関係改善のため、コミュニケーションの達人を目指したいとする異業種の方々が三日間の集中講義を通して、自己表現の変化を実感しています。必要に応じてビデオや音声機器で収録し振り返りを行います。また、講座外でも適宜サポートいたします。

【特記事項】
【企画協力】(一財)NHK放送研修センター日本語センター

《ビジネス・ランゲージアート(Business languageart)プログラム》
ことばによるコミュニケーション能力を育成する「ことばが変えるあなたの世界」は、ビジネスや人材育成、教師、マスコミ界など幅広い分野で役立つ講座で、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座と私が担当したほかの講座を受講された方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いを開催し、実践報告、講座のフォロー、自主トレーニング、研究活動などを行う予定です。皆様の参加をお待ちしております。

【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】基本～応用

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 10月13日(土) 社会生活における言語活動の状況を分析する
何がコミュニケーションギャップの原因となっているのかをさぐり、改善策を考える。

第2回 10月13日(土) 実践スピーチ:異業種交流(基本演習)
場、目的、自分の立場を考え、印象に残るスピーチの実践。

第3回 10月13日(土) 分かりやすい説明:事実を客観的に話す。情報提供(基本演習)
音のことばの特徴を知る。筋道立てて話す。伝える順序、言葉の選択、発声・発音を見直す。

第4回 10月27日(土) 傾聴・質問力を高める。インタビュー:聴いて訊く。情報収集
広く深く訊き出す(基本演習)。 顧客のニーズ・ウォンツを把握し業績を上げる(応用演習)。

第5回 10月27日(土) 根拠を携えた報告:情報の本質、目的を踏まえた簡潔な表現(応用演習)
報告者の事実に基づく的確な状況判断が上司の方針決定を促す。

第6回 10月27日(土) 納得するスピーチ:私の関心事(応用演習)
関心事の事実・エピソードを通して、意見・主張・想いを明確に伝える。

第7回 11月10日(土) ゲストスピーチ:ブレないことばが信頼の絆をつくり継承され人材が育つ
躊躇することのない判断力と実行力でビジネスを牽引してきたゲストの体験を聴く。

第8回 11月10日(土) スピーチプレゼンテーション1:豊かな個性の創造:私の近未来を描く
仕事、社会活動、家庭生活、学びなど、到達点までのエネルギーをことばにする。

第9回 11月10日(土) スピーチプレゼンテーション2:ことばが変える私の世界
学びから得た気づき・発見とことば力向上への心意気が伝わる表現を考える。

【教材】
配付資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK 放送研修センター日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。