講座詳細情報
申し込み締切日:2017-09-21 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:17220001
縄文の生活世界 生業と社会組織から読み解く縄文社会の実像
- 開催日
- 9月29日(金)、10月 6日(金)、10月13日(金)、10月20日(金)、10月27日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 17:00~18:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
縄文文化は地球規模でおこった気候の温暖化とともに成立した日本列島独自の文化です。これまで狩猟採集社会として包括されてきた縄文文化も近年の研究によって、きわめて複雑な社会組織が成立するとともに、多くの地域的な特徴があることが明らかにされてきました。これらの多様性をもつ文化の総体を縄文文化と呼んできたのです。本講座ではこうした近年の新たな研究の具体的な成果を紹介しながら、縄文社会の実像にせまります。とくにこれまで稲作農耕社会である弥生時代以前の比較的単純で原始的な時代として理解されてきた縄文時代観についても再検討を加え、人類史の中における縄文文化の特質と、それを研究することの重要性についても考えたいと思います。本講座では5つのテーマについて講義しますが、相互の関連性についても重視して縄文社会の全体像について考えたいと思います。
【企画協力】明治大学日本先史文化研究所・明治大学資源利用史研究クラスター
【講義概要】
第1回 9月29日(金) 縄文の狩人たち
縄文時代の狩猟の主要な道具である石鏃をもちいた狩猟活動の特徴と社会の複雑化との関係について考える。
第2回 10月 6日(金) 縄文のムラと集団
定住活動と共に出現する集落の特徴や集落間の関係とそれを支える生業をも含めた地域社会の特質について考える。
第3回 10月13日(金) 海洋資源の利用と食文化
最古の貝塚の形成背景や地域社会の特質を反映した貝塚の性格や塩作りの技術などについても新説を紹介する。
第4回 10月20日(金) 土偶祭祀と社会
土偶とは何か。この問題を考えるために土偶の多量化に注目した検討を加え、その背景について考える。
第5回 10月27日(金) 装身の伝統と社会
縄文時代の装身具について、とくに貝輪や耳飾について装身の方法や性別の検討から装身の社会的な意義について考える。
縄文文化は地球規模でおこった気候の温暖化とともに成立した日本列島独自の文化です。これまで狩猟採集社会として包括されてきた縄文文化も近年の研究によって、きわめて複雑な社会組織が成立するとともに、多くの地域的な特徴があることが明らかにされてきました。これらの多様性をもつ文化の総体を縄文文化と呼んできたのです。本講座ではこうした近年の新たな研究の具体的な成果を紹介しながら、縄文社会の実像にせまります。とくにこれまで稲作農耕社会である弥生時代以前の比較的単純で原始的な時代として理解されてきた縄文時代観についても再検討を加え、人類史の中における縄文文化の特質と、それを研究することの重要性についても考えたいと思います。本講座では5つのテーマについて講義しますが、相互の関連性についても重視して縄文社会の全体像について考えたいと思います。
【企画協力】明治大学日本先史文化研究所・明治大学資源利用史研究クラスター
【講義概要】
第1回 9月29日(金) 縄文の狩人たち
縄文時代の狩猟の主要な道具である石鏃をもちいた狩猟活動の特徴と社会の複雑化との関係について考える。
第2回 10月 6日(金) 縄文のムラと集団
定住活動と共に出現する集落の特徴や集落間の関係とそれを支える生業をも含めた地域社会の特質について考える。
第3回 10月13日(金) 海洋資源の利用と食文化
最古の貝塚の形成背景や地域社会の特質を反映した貝塚の性格や塩作りの技術などについても新説を紹介する。
第4回 10月20日(金) 土偶祭祀と社会
土偶とは何か。この問題を考えるために土偶の多量化に注目した検討を加え、その背景について考える。
第5回 10月27日(金) 装身の伝統と社会
縄文時代の装身具について、とくに貝輪や耳飾について装身の方法や性別の検討から装身の社会的な意義について考える。
備考
【教材】
レジュメ資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
レジュメ資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 阿部 芳郎 |
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肩書き | コーディネータ 明治大学文学部教授(日本先史文化研究所所長) |
プロフィール | 縄文時代の資源利用を主なテーマとして、遺跡を発掘しながら、なぜそこに遺跡が残されたのか、またどのような社会が営まれたのかを考えている。近年は関東地方の縄文時代後期から晩期の地域社会の復元に取り組んでいる。専門は先史考古学。 |
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