大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
「仕事がよくできる」「信望が厚い」「柔軟性がある」等と評価されている人は、一方的に「伝える」ではなく、相手の立場に立って話の出来る「伝わる」話し方の技術を持っています。講座では、情報提供能力を向上させるため、音の言葉の特徴を知る基礎から、伝える順序、ことばの選択、発声・発音などを見直し、相手が確実に理解し納得するまでのパブリック・スピーキングのノウハウを段階を踏んで学習します。また、ビジネス現場で求められている情報収集能力の育成として、相手の話をしっかり聴きとり、必要な情報を訊き出すトレーニングを行います。
さらに、ニュースや社会生活の中から関心のある出来事をウォッチングし、事実と意見を区分けして伝える演習、正しい敬語の使い方や社会人としてふさわしい言葉の用法を再点検し、信頼関係の構築に役立てます。
こうした双方向コミュニケーションの基礎学習に合わせて、自分のやりたいことを明確にするセルフ・コーチングの手法を学びます。はっきりした目標を決めると、チャンスが開かれ、確かな表現力を身に付けるプロセスがはじまります。必要に応じて音声やビデオ機器で収録し、振り返りを行います。ビジネスの第一線でご活躍の方、学生、研修担当者、小・中・高校・大学などで言語力育成を志す教育関係者などにお役立ていただけます。


【企画協力】(一財)NHK-CTI日本語センター

《ビジネスランゲージアート(Business languageart)プログラム》
ことばによるコミュニケーション能力を育成する3つの講座「パブリック・スピーキング」(基礎・応用)、「ビジネスプレゼンテーション」は、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座を受講した方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いを開催し、実践報告、講座のフォロー、自主トレーニング、研究活動などを行う予定です。皆様の参加をお待ちしております。

【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】基本

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月13日(土) 情報提供の基本:伝えるから伝わるへ～筋道立てて話す～

第2回 5月13日(土) 情報収集の基本:インタビュー演習・listen&ask(聴いて訊く)

第3回 5月27日(土) 事実と意見を区分けして伝える～「私の関心事」～

第4回 5月27日(土) ビジネスの場にふさわしい表現を使いこなす

第5回 6月10日(土) 豊かな話力を創造するセルフ・コーチング～自己資源に光を当てる～

第6回 6月10日(土) きき手の納得を得るパブリック・スピーキング～気づき・発見・創造～

【教材】
レジュメ資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK-CTI日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。