大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
パブリック・スピーキング応用編は、ビジネスで大きなウエイトを占める音声言語表現の強化を目指し、三つの段階でレベルを向上させます。第一段階は、説明・報告の場面で、相手の共感を得る、報告を受けた上司が交渉を進めるか、見直すかの判断ができるレベルにすることです。そのためには、結論先行、項目に小見出し、1センテンス1情報、事実と意見の区分けなど話を論理的に組み立てます。
第二段階は、意見を述べたり主張する場面で、しっかりした根拠を示し、相手を説得するレベルです。具体的な事実や体験などの裏付を組み込み論旨を明確にします。事業提案や交渉、ディスカッション、ディベートの実践を通して、異なる意見をより俯瞰した観点から問題を見つめ解決する、経営者の意志決定を導く主張のレベルを獲得します。第三段階は、ビジネスの目標達成に向かいブレイクスルー(突破)を起こすレベルです。この段階では、第一段階、第二段階で身に付けたノウハウを駆使することで障害を克服する有効な手法を生み出し目標達成を確実にします。レベルの継続は、ビジネスに取り組む情熱と相手の立場に立つ他者意識という自己資源が後押しします。適宜音声やビデオ機器で収録し、振り返りを行います。企画・開発、目標設定、問題の克服を考えたい方、リーダー、営業職、管理職、教育研修担当者などにお役立ていただけます。


《ビジネスランゲージアート(Business languageart)プログラム》
ことばによるコミュニケーション能力を育成する3つの講座「パブリック・スピーキング」(基礎・応用)、「ビジネスプレゼンテーション」は、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座を受講した方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いを開催し、実践報告、講座のフォロー、自主トレーニング、研究活動などを行う予定です。皆様の参加をお待ちしております。

【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】応用

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 6月24日(土) 相手の共感を得る説明～コミュニケーションギャップを解消する～

第2回 6月24日(土) 上司が判断できる論理的で簡潔な報告～客観的な説明と意見の分離～

第3回 7月 8日(土) 事業提案や交渉における根拠を示した明快な主張

第4回 7月 8日(土) 一致を目指すディスカッション・異なる意見を比較検討するディベート実践

第5回 7月22日(土) ブレイクスルーを起こし、目標達成の障害を克服する

第6回 7月22日(土) 私の挑戦、パブリック・スピーキングを構築する三つの段階

【教材】
レジュメ資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK-CTI日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。