大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
スピーチの不安を自信に変えるのは、場の目的を正確にとらえ、自分にしか言えないことを用意できたときです。お祝いの席での熟慮した祝意や感謝のメッセージは、聞き手に感銘を与えます。異業種交流のパーティーでは共感の輪が広がります。就職面接や上司の面談では、琴線に触れる自己表現が近未来を確かなるものにします。いずれも自分の言葉で伝えた素顔のスピーチが信頼の絆を創るのです。
講座では、日常考えられるスピーチの場を想定しながら実践します。異業種交流、お祝いの会、送歓迎会、同窓会、面接や上司面談などの場を考え組み立てます。また、予定されているスピーチの機会に間に合わせたい方や、ご希望のスピーチ課題があれば、実践に組み込んでいただいて結構です。
実践は、教室をスピーチ会場に見立てて行います。話者・出席者の役割を交替で担い、豊かな表現活動の創造に向けて協力し合う関係をつくりながら進めます。必要に応じてビデオで収録し、話し手ご自身のスピーチ確認に役立てていただきます。

【特記事項】
≪ビジネスランゲージアート(Businesslanguage art)プログラム≫
ことばによるコミュニケーション能力を育成する3つの講座「パブリック・スピーキング」「スピーチコーチング」「ビジネスプレゼンテーション」は、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座を受講した方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いを開催する予定です。皆様の参加をお待ちしております。


【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】応用～発展


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 11月 5日(土) 自分情報を掘り起こす。
いま力を入れていること、これからやりたいこと、小さな成功体験などスピーチに引用できる自分情報メモを作成する。

第2回 11月 5日(土) 異業種交流のパーティー:《自己紹介・印象に残るメッセージを考える》
「一つのテーマとメッセージ」。場に最も適した自分情報に絞り込み、前向きな姿とメッセージを簡潔に伝える。

第3回 11月19日(土) 祝い・感謝の会:《学んだこと、感謝の気持ちを実際の出来事を通して言葉に表す》
結婚、長寿を祝う会、定年退職する恩師・上司を囲む会、送歓迎会など改まった場のスピーチ。祝う人との関係を考え、触れ合いやエピソードを軸に感謝の想いを伝える。

第4回 11月19日(土) 同窓会・クラス会:《幼友達・恩師の思い出・育った環境などを目に浮かぶように話す》
当時の生活や学びが自分をどのように成長させたかを具体的に話し、恩師や友人との絆を深める。

第5回 12月 3日(土) 就職面接・上司面談:《目標達成計画を持ち、貢献への意欲を伝える》
目標達成に向け、自己資源の活用と問題克服のプロセスを分かりやすく説明できるように組み立て、結果を出す心意気が伝わるスピーチを目指す。

第6回 12月 3日(土) スピーチ広場:《絆を創造するスピーチの意義》
最終回は、振り返り、気づき、感動、共感したことなどを自由に伝え合うスピーチコミュニケーションの場とする。

【教材】
レジュメ資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK-CTI日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。