講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-13 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:16120017
弥生時代の遺跡を語るV ―東海編―
- 開催日
- 4月21日(木)、 5月12日(木)、 5月26日(木)、 6月 9日(木)、 6月23日(木)、 7月 7日(木)、 7月21日(木)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 16,000円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
弥生時代とは、稲作農耕を基盤とする社会が成立してから前方後円墳が出現するまでの時代です。しかし、一口に弥生時代といっても地域ごとにかなりその姿・内容が異なっています。本講座では、そうした地域ごとの弥生時代の実像を、代表的な遺跡を取り上げながら解説します。
これまで本シリーズでは、北部九州~山陰~北陸と、日本海側を西から東へと辿ってきましたが、今回は東海地方を取り上げます。東海地方は、東・西日本を結ぶ扇の要の位置にあり、さらには関東の弥生時代文化の歴史動向に大きな影響を与えた地域です。濃尾平野から、南関東の一角である相模までの諸地域を取り上げて、その特色を紹介します。
【講義概要】
第1回 4月21日(木) 東西日本を結ぶ要・東海地方
濃尾平野は、西日本弥生文化の東端であると同時に、東日本の文化変動に大きな影響を与えた。
第2回 5月12日(木) 濃尾平野の中核・朝日遺跡と周辺の遺跡群
朝日遺跡は、前期初頭から古墳時代前期まで継続して営まれた東日本最大の集落遺跡である。
第3回 5月26日(木) 豊川流域の弥生時代遺跡群
豊川下流の瓜郷遺跡が東三河の中核集落である。しかし上流にも伊那谷との連携が見える小集落がある。
第4回 6月 9日(木) 遠江の弥生時代遺跡群
遠江の弥生文化は、天竜川の東西でかなり差異がある。そして遠江は銅鐸分布の東端であった。
第5回 6月23日(木) 静清平野の弥生時代遺跡群
登呂遺跡が著名だが後期の小集落で、周辺に小集落が散在する。中核が見えない不思議な地域である。
第6回 7月 7日(木) 駿豆の弥生時代遺跡群
沼津・三島など狩野川流域遺跡群は、不明な部分が多いが、南関東を考える重要な地域だと考えられる。
第7回 7月21日(木) 西相模の弥生時代遺跡群
中期中頃、足柄平野に突如本格的農耕村落が形成されるが、すぐ解体される。その後、どうなったのか?
弥生時代とは、稲作農耕を基盤とする社会が成立してから前方後円墳が出現するまでの時代です。しかし、一口に弥生時代といっても地域ごとにかなりその姿・内容が異なっています。本講座では、そうした地域ごとの弥生時代の実像を、代表的な遺跡を取り上げながら解説します。
これまで本シリーズでは、北部九州~山陰~北陸と、日本海側を西から東へと辿ってきましたが、今回は東海地方を取り上げます。東海地方は、東・西日本を結ぶ扇の要の位置にあり、さらには関東の弥生時代文化の歴史動向に大きな影響を与えた地域です。濃尾平野から、南関東の一角である相模までの諸地域を取り上げて、その特色を紹介します。
【講義概要】
第1回 4月21日(木) 東西日本を結ぶ要・東海地方
濃尾平野は、西日本弥生文化の東端であると同時に、東日本の文化変動に大きな影響を与えた。
第2回 5月12日(木) 濃尾平野の中核・朝日遺跡と周辺の遺跡群
朝日遺跡は、前期初頭から古墳時代前期まで継続して営まれた東日本最大の集落遺跡である。
第3回 5月26日(木) 豊川流域の弥生時代遺跡群
豊川下流の瓜郷遺跡が東三河の中核集落である。しかし上流にも伊那谷との連携が見える小集落がある。
第4回 6月 9日(木) 遠江の弥生時代遺跡群
遠江の弥生文化は、天竜川の東西でかなり差異がある。そして遠江は銅鐸分布の東端であった。
第5回 6月23日(木) 静清平野の弥生時代遺跡群
登呂遺跡が著名だが後期の小集落で、周辺に小集落が散在する。中核が見えない不思議な地域である。
第6回 7月 7日(木) 駿豆の弥生時代遺跡群
沼津・三島など狩野川流域遺跡群は、不明な部分が多いが、南関東を考える重要な地域だと考えられる。
第7回 7月21日(木) 西相模の弥生時代遺跡群
中期中頃、足柄平野に突如本格的農耕村落が形成されるが、すぐ解体される。その後、どうなったのか?
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 石川 日出志 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1954年新潟県生まれ。専門は日本考古学・弥生時代。弥生時代併行期に日本列島各地で展開した文化の多様性と相互の関係性を読み解くことが現在の課題。主な著書に、『農耕社会の成立』(岩波書店)、『「弥生時代」の発見 弥生町遺跡』(新泉社:以上単著、以下共著)、『図解・日本の人類遺跡』(東京大学出版会)、『シンポジウム弥生時代の考古学』(学生社)、『考古資料大観1 弥生・古墳時代 土器1』(小学館)など。 |