講座詳細情報
申し込み締切日:2016-05-26 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:16120014
考古学の「年代」はいま 博物館公開講座第58回考古学ゼミナール
- 開催日
- 6月 3日(金)、 6月10日(金)、 6月17日(金)、 6月24日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 80
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
教科書にも掲載される各時代の「年代」は、現在との時間差だけでなく、同時期の海外の文化との比較も可能にする点で重要な時間のモノサシであると言えます。考古学は、土器や石器などの遺物の変化から導き出した相対年代と、自然科学や文献史学に基づく絶対年代を組み合わせ、より正確な年代を追究してきました。2003年の国立歴史民俗博物館による弥生時代開始期を500年さかのぼらせる年代観の発表以降、論争は10年以上を経た現在でもいまだに続いています。なぜ論争は決着しないのか。その問題点を探ります。さらに、放射性炭素年代測定法の進展により再検討された縄文時代の年代、三角縁神獣鏡や須恵器など、副葬品の研究により導き出された古墳時代の最新の年代観についても紹介します。
【企画協力】明治大学文学部考古学専攻
※割引対象外講座です。
【講義概要】
第1回 6月 3日(金) 縄文時代の年代はどこまで明らかになったか
AMS法による放射性炭素年代からわかった縄文時代の始まりと終わりについて紹介します。
第2回 6月10日(金) 青銅器から考える弥生開始時代
歴博年代の問題点について検討し、東アジアの青銅器を用いて従来の年代観を検証します。
第3回 6月17日(金) 歴博の新弥生年代観をどうとらえるか
放射性炭素年代と出土遺物の相対編年をどのように対応させていくべきかを論じます。
第4回 6月24日(金) 古墳時代の暦年代をめぐって
三角縁神獣鏡や須恵器から導かれる古墳時代の開始年代と、中期・後期の年代について考えます。
教科書にも掲載される各時代の「年代」は、現在との時間差だけでなく、同時期の海外の文化との比較も可能にする点で重要な時間のモノサシであると言えます。考古学は、土器や石器などの遺物の変化から導き出した相対年代と、自然科学や文献史学に基づく絶対年代を組み合わせ、より正確な年代を追究してきました。2003年の国立歴史民俗博物館による弥生時代開始期を500年さかのぼらせる年代観の発表以降、論争は10年以上を経た現在でもいまだに続いています。なぜ論争は決着しないのか。その問題点を探ります。さらに、放射性炭素年代測定法の進展により再検討された縄文時代の年代、三角縁神獣鏡や須恵器など、副葬品の研究により導き出された古墳時代の最新の年代観についても紹介します。
【企画協力】明治大学文学部考古学専攻
※割引対象外講座です。
【講義概要】
第1回 6月 3日(金) 縄文時代の年代はどこまで明らかになったか
AMS法による放射性炭素年代からわかった縄文時代の始まりと終わりについて紹介します。
第2回 6月10日(金) 青銅器から考える弥生開始時代
歴博年代の問題点について検討し、東アジアの青銅器を用いて従来の年代観を検証します。
第3回 6月17日(金) 歴博の新弥生年代観をどうとらえるか
放射性炭素年代と出土遺物の相対編年をどのように対応させていくべきかを論じます。
第4回 6月24日(金) 古墳時代の暦年代をめぐって
三角縁神獣鏡や須恵器から導かれる古墳時代の開始年代と、中期・後期の年代について考えます。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 工藤 雄一郎 |
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肩書き | 国立歴史民俗博物館研究部考古研究系准教授 |
プロフィール | 専門は先史考古学,年代学。日本列島の後期旧石器時代から縄文時代にかけて,人々が当時の環境とどのような関わりをもって生活してきたのか,生活がどのように変わってきたのかを,遺跡の放射性炭素年代測定や植物利用の研究から解明することを主な研究テーマとしている。最近は縄文人の漆文化や,最古の縄文土器の利用法などの調査・分析を行っている。 |
名前 | 岩永 省三 |
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肩書き | 九州大学総合研究博物館副館長 |
プロフィール | 東京都出身。1981年、九州大学大学院文学研究科修士課程を修了。奈良国立文化財研究所で平城宮・平城京など古代都城と多くの寺院などの発掘調査・研究に従事。専攻は日本考古学。主要テーマは、弥生時代の金属器とくに青銅器を中心素材として弥生文化の特性とその成因を解明すること。とくに青銅器の機能変化と他の文化要素の時間的変化との連動関係の検討による社会・政治組織の変容の解明など。 |
名前 | 石川 日出志 |
---|---|
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1954年新潟県生まれ。専門は日本考古学・弥生時代。弥生時代併行期に日本列島各地で展開した文化の多様性と相互の関係性を読み解くことが現在の課題。主な著書に、『農耕社会の成立』(岩波書店)、『「弥生時代」の発見 弥生町遺跡』(新泉社:以上単著、以下共著)、『図解・日本の人類遺跡』(東京大学出版会)、『シンポジウム弥生時代の考古学』(学生社)、『考古資料大観1 弥生・古墳時代 土器1』(小学館)など。 |
名前 | 白石 太一郎 |
---|---|
肩書き | 大阪府立近つ飛鳥博物館館長 |
プロフィール | 1938年大阪府生まれ。大阪府立近つ飛鳥博物館長(非常勤)、国立歴史民俗博物館名誉教授。専門は古墳・飛鳥・奈良時代。『古墳と古墳群の研究』(塙書房)、『古墳とヤマト政権』(文春新書)『古墳の語る古代史』(岩波現代文庫)、『古代を考える・古墳』(編著・吉川弘文館)等。 |
名前 | 忽那 敬三 |
---|---|
肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、「ゴーランドが見た古墳と明治期の日本」(『古代学研究』196,2012)、「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)、『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。 |
名前 | 島田 和高 |
---|---|
肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 明治大学大学院博士後期課程中退。専門は旧石器時代の考古学。明治大学博物館学芸員として考古部門を担当する。現在は、石器時代の黒曜石資源開発史や日本列島における現代人の定着に関する考古学的研究を推進。 |
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