大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
「仕事がよくできる」「信望が厚い」「柔軟性がある」等と評価されている人は、一方的に「伝える」ではなく、相手の立場に立って話の出来る「伝わる」話し方の技術を持っています。講座では、情報提供能力を向上させるため、音の言葉の特徴を知る基礎から、相手が確実に理解し納得する応用までのパブリック・スピーキングのノウハウを段階を踏んで学習します。また、ビジネス現場で求められている情報収集能力の育成として、相手の話をしっかり聴きとり、必要な情報を訊き出すトレーニングも行います。さらに社会人としてふさわしい言葉の用法を再点検し、ビジネスチャンスを掴む確かな表現力を身につけることを目指します。必要に応じて音声やビデオ機器で収録し、振り返りを行います。ビジネスの第一線でご活躍の方、学生、研修担当者、小・中・高校・大学などで言語力育成を志す教育関係者などにお役立ていただけます。


≪ビジネスランゲージアート(Businesslanguage art)プログラム≫
ことばによるコミュニケーション能力を育成する3つの講座「パブリック・スピーキング」「ビジネス・スピーチ」「ビジネス・プレゼンテーション」は、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座を受講した方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いやセミナーなどを開催します。皆様の参加をお待ちしております。

【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】基本～応用

【講義概要】
第1回 6月11日(土) 情報提供の基本:伝えるから伝わるへ～筋道立てて話す～
伝える順序、ことばの選択、発声・発音などを見直し、内容が確実に伝わる話し方のポイントを学びます。

第2回 6月11日(土) 情報収集の基本:インタビュー演習・listen&ask(聴いて訊く)
相手情報を広く深く訊き出しニーズ・ウォンツを掴むインタビュー技術を磨きます。

第3回 6月25日(土) 事実と意見を区分けして伝える～説明・報告～
直近のニュースの中から関心のある出来事をウォッチングし、事柄や場面、動作、言動、論理などを仕分けする、聞き手の判断を妨げない話法を習得します。

第4回 6月25日(土) ビジネスの場にふさわしい表現を使いこなす
面談、応対、電話、メールなどでの正しい敬語の使い方や相手の立場に立った表現法を学習し、信頼関係の構築に役立てます。

第5回 7月 9日(土) きき手を引きつける表現力～明快な発話者の意志～
「原因と結果がつながっている」「飛躍がない」「展開に無理がない」など論理表現を考え発表に備えます。

第6回 7月 9日(土) きき手の納得を得るパブリック・スピーキング
自分をかえた出会いや出来事をひもとき、そこで学んだことをどのように生かしていくのかを伝えます。

【教材】
レジュメ資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK-CTI日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。