大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
スピーチの達人に共通しているのが、借り物ではなく話者ならではの体験をもとに話すことです。失敗も臆せず話す率直さが聞き手を捉えます。講座ではビジネスコーチングのスキルを使いスピーチ力を磨きます。夢や希望など目標を持ち、自分の資源を掘り起こします。現実とのギャップを知り、解決の手立てを探ります。自分と向き合い、話し合い、発想を練り上げながら、自分自身の中に言葉の太い幹をつくります。こうした取り組みは、結果として聞き手が納得する話力を培うことになるのです。目標の内容は、ビジネス、家庭生活、学び、ボランティアなど特別ではない身近なことの中から選んでいただきます。ご希望があれば、講師が電話でサポートいたします。演習では、必要に応じて音声やビデオ機器で収録し、振り返りを行います。ビジネスや地域活動、教育などに携わっていらっしゃる方々に役立てていただくことができます。


≪ビジネスランゲージアート(Businesslanguage art)プログラム≫
ことばによるコミュニケーション能力を育成する3つの講座「パブリック・スピーキング」「ビジネス・スピーチ」「ビジネス・プレゼンテーション」は、ランゲージアートプログラムとして開講しています。この講座を受講した方に呼びかけ『ビジネス・ランゲージアートクラブ』を結成しています。異業種交流の集いやセミナーなどを開催します。皆様の参加をお待ちしております。

【ジャンル】思考・実務
【講義レベル】応用～発展

【講義概要】
第1回 6月 1日(水) 聞き手を捉える自己紹介
現在の様子、小さな成功体験やご自身の特徴など、聞き手と共有できるメッセージを紹介します。

第2回 6月15日(水) 話者の夢が共感を呼ぶスピーチ
近い将来実現させたいことを目標として描きます。達成までの道筋や到達地点の様子が目に浮かぶように話します。

第3回 6月29日(水) 目標と現実とのギャップを把握、問題解決の糸口を見つける
自己資源や目標の高さなどの点検をグループで行い、目標とのギャップを克服する手立てを話し合います。

第4回 7月13日(水) 達人の技を自分のものにする説得力のあるスピーチ
達人から学んだ技を普遍化して自分の資源としてどう取り込むのかを考えます。環境の変化に対応できる力の証を示します。

第5回 7月27日(水) 近未来を拓く心意気が伝わるスピーチ
最終回は、講座で学んだことをもとに、目標達成までの取り組みや少しストレッチした到達地点の姿を、熱く楽しく話します。

【教材】
レジュメ資料

名前	小沼 俊男
肩書き	別府大学客員教授、(一財)NHK-CTI日本語センター専門委員
プロフィール	明治大学経営学部卒。昭和36年NHKアナウンサー。報道・教育番組等を担当。平成8年(財)NHK―CTI日本語センター部長、エグゼクティブアナウンサー。平成17年別府大学短期大学部初等教育科教授。PHP認定ビジネスコーチ。明治大学教育会・日本国語教育学会、地域デザイン学会会員。