講座詳細情報
申し込み締切日:2012-09-19 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:12220028
図書の文化史Ⅱ 発掘された資料と解読者たちそして写本の世界へ
- 開催日
- 9月27日(木)、10月 4日(木)、10月11日(木)、10月18日(木)、11月 2日(金)、11月 8日(木)、11月15日(木)、11月22日(木)、11月29日(木)、12月 6日(木)、12月13日(木)、12月20日(木)
- 講座回数
- 12回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 18,000円
- 定員
- 25
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
粘土板をご覧になったことがありますか。明治大学図書館では、粘土板をはじめパピルスなどメソポタミアやエジプトの文化の一端を示す記録資料を所蔵しています。このような資料を題材に、古代のひとびとの生活、発掘した人々、文字を解読した人々について、一緒に学びましょう。初心者の方が対象です。貴重な資料を目の当たりにして、古代のロマンにひたってみませんか。
【特記事項】
フィールドワークに関する費用は別途実費
11月2日のフィールドワークは金曜日に実施
【講義概要】
第1回 9月27日(木) ロゼッタストーンと『ナポレオンのエジプト誌』
ナポレオンの部下が発見したといわれるロゼッタストーン、そのレプリカを手にとって見ましょう。あわせて、美麗な記録である『ナポレオンのエジプト誌』を閲覧します。
第2回 10月 4日(木) ヒエログリフの解読
シャンポリオンがロゼッタストーンにより、ヒエログリフを解読したというのが通説ですが、最近では異なった説が唱えられています。ヒエログリフ解読にまつわる話題を探ってみます。
第3回 10月11日(木) ペヒスタンの磨崖碑文とローリンソン郷
東インド会社に就職したローリンソンは赴任するためにインドへ向かう船上で運命的な出会いをしたといわれています。そしてついに、オリエント学への関心から外交官に転職したローリンソンの活動をたどります。
第4回 10月18日(木) 粘土板とレイヤード
イギリスの考古学者レイヤード郷は、1848年、アッシリアの古都ニネヴェの遺跡を発掘し、アッシリア学の権威と呼ばれるようになりました。彼の生涯や発掘に到る経緯を知ることにより、アッシリア学にふれてみましょう。
第5回 11月 2日(金) フィールドワーク 古代オリエント博物館(予定)
古代オリエント関係の多くの資料を収集している博物館です。都心のビルにありながら、そこを訪れると別世界です。
第6回 11月 8日(木) ウル王墓の発掘とウーリー卿
ウーリー郷は大英博物館とペンシルバニア大学博物館の共同探検隊を指揮し、ウルの王墓を発掘しました。この王墓からは数々の初期シュメール王朝の美術品、工芸品が見つかっています。
第7回 11月15日(木) 死者の書『アニのパピルス』
古代エジプトにおける、死者が復活と永生を得るための葬礼文書の一つである死者の書について知ることは、古代エジプトの宗教、その死生観にふれる機会ともなります。
第8回 11月22日(木) 死海文書
果たしてエネッセ派と呼ばれた人々が記したものなのか、死海文書を残した人々の謎に迫ってみましょう。
第9回 11月29日(木) フィールドワーク 中近東文化センター(予定)
三鷹市にある中近東文化センターは、その名の示す通り、中近東の資料の宝庫です。建物の外観や中庭も素晴らしく、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の博物館です。
第10回 12月 6日(木) シナイ写本
シナイ山にある聖カトリーヌ修道院で、燃料の代わりに使われようとしていた写本の行方を探ります。
第11回 12月13日(木) ダロウの書
アイルランドの独特なキリスト教の世界から生まれた写本について複製本を手に、学びます。三大傑作といわれるもののうち、もっとも素朴な絵を伴った写本です。
第12回 12月20日(木) フィールドワーク 印刷博物館(予定)
豊富な資料の見学に加えて、活字を拾ってオリジナルのクリスマスカードを作ってみましょう。
粘土板をご覧になったことがありますか。明治大学図書館では、粘土板をはじめパピルスなどメソポタミアやエジプトの文化の一端を示す記録資料を所蔵しています。このような資料を題材に、古代のひとびとの生活、発掘した人々、文字を解読した人々について、一緒に学びましょう。初心者の方が対象です。貴重な資料を目の当たりにして、古代のロマンにひたってみませんか。
【特記事項】
フィールドワークに関する費用は別途実費
11月2日のフィールドワークは金曜日に実施
【講義概要】
第1回 9月27日(木) ロゼッタストーンと『ナポレオンのエジプト誌』
ナポレオンの部下が発見したといわれるロゼッタストーン、そのレプリカを手にとって見ましょう。あわせて、美麗な記録である『ナポレオンのエジプト誌』を閲覧します。
第2回 10月 4日(木) ヒエログリフの解読
シャンポリオンがロゼッタストーンにより、ヒエログリフを解読したというのが通説ですが、最近では異なった説が唱えられています。ヒエログリフ解読にまつわる話題を探ってみます。
第3回 10月11日(木) ペヒスタンの磨崖碑文とローリンソン郷
東インド会社に就職したローリンソンは赴任するためにインドへ向かう船上で運命的な出会いをしたといわれています。そしてついに、オリエント学への関心から外交官に転職したローリンソンの活動をたどります。
第4回 10月18日(木) 粘土板とレイヤード
イギリスの考古学者レイヤード郷は、1848年、アッシリアの古都ニネヴェの遺跡を発掘し、アッシリア学の権威と呼ばれるようになりました。彼の生涯や発掘に到る経緯を知ることにより、アッシリア学にふれてみましょう。
第5回 11月 2日(金) フィールドワーク 古代オリエント博物館(予定)
古代オリエント関係の多くの資料を収集している博物館です。都心のビルにありながら、そこを訪れると別世界です。
第6回 11月 8日(木) ウル王墓の発掘とウーリー卿
ウーリー郷は大英博物館とペンシルバニア大学博物館の共同探検隊を指揮し、ウルの王墓を発掘しました。この王墓からは数々の初期シュメール王朝の美術品、工芸品が見つかっています。
第7回 11月15日(木) 死者の書『アニのパピルス』
古代エジプトにおける、死者が復活と永生を得るための葬礼文書の一つである死者の書について知ることは、古代エジプトの宗教、その死生観にふれる機会ともなります。
第8回 11月22日(木) 死海文書
果たしてエネッセ派と呼ばれた人々が記したものなのか、死海文書を残した人々の謎に迫ってみましょう。
第9回 11月29日(木) フィールドワーク 中近東文化センター(予定)
三鷹市にある中近東文化センターは、その名の示す通り、中近東の資料の宝庫です。建物の外観や中庭も素晴らしく、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の博物館です。
第10回 12月 6日(木) シナイ写本
シナイ山にある聖カトリーヌ修道院で、燃料の代わりに使われようとしていた写本の行方を探ります。
第11回 12月13日(木) ダロウの書
アイルランドの独特なキリスト教の世界から生まれた写本について複製本を手に、学びます。三大傑作といわれるもののうち、もっとも素朴な絵を伴った写本です。
第12回 12月20日(木) フィールドワーク 印刷博物館(予定)
豊富な資料の見学に加えて、活字を拾ってオリジナルのクリスマスカードを作ってみましょう。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 阪田 蓉子 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授、日本図書館文化史研究会前代表 |
プロフィール | 図書の文化史および地域情報サービスが研究課題。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。教材用DVD監修「図書の文化史―明治大学図書館所蔵資料」。明治大学図書館情報学研究会会長、日本図書館情報学会監事。 |