講座詳細情報
申し込み締切日:2012-05-17 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:12160004
日本考古学の未来 明治大学博物館公開講座 第50回考古学ゼミナール
- 開催日
- 5月25日(金)、 6月 1日(金)、 6月 8日(金)、 6月15日(金)、 6月22日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 150
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
1987年、「日本人類文化の起源を探る」をテーマに始まった考古学ゼミナールは、25年目となった今年、50回目を迎えることとなりました。この間、その時々における考古学のホットなトピックをテーマとして、のべ167名の先生方に講義をいただき、41,426名もの受講生のみなさまに支えられながら講座を展開してまいりました。50回目の節目となる今回は、邪馬台国、日本列島における人類の登場といった長らく論争が交わされてきたテーマのほか、地域とともに歩む考古学の実例、デジタル解析による新しい考古学の可能性、そして阪神・淡路、東日本の震災を経て考古学は復興にどのようにかかわっていくのか、など多岐にわたるテーマから、日本考古学の「これから」を考えます。
【講義概要】
第1回 5月25日(金)
邪馬台国論争のゆくえ
第2回 6月 1日(金)
ホモ・サピエンスの進化―世界拡散と日本列島―
第3回 6月 8日(金)
地域考古学のこれから―茨城県陸平貝塚の実例から―
第4回 6月15日(金)
デジタルと考古学―三角縁神獣鏡を読み解く―
第5回 6月22日(金)
震災と考古学
―阪神・淡路大震災の復興と発掘調査、そして東日本大震災―
1987年、「日本人類文化の起源を探る」をテーマに始まった考古学ゼミナールは、25年目となった今年、50回目を迎えることとなりました。この間、その時々における考古学のホットなトピックをテーマとして、のべ167名の先生方に講義をいただき、41,426名もの受講生のみなさまに支えられながら講座を展開してまいりました。50回目の節目となる今回は、邪馬台国、日本列島における人類の登場といった長らく論争が交わされてきたテーマのほか、地域とともに歩む考古学の実例、デジタル解析による新しい考古学の可能性、そして阪神・淡路、東日本の震災を経て考古学は復興にどのようにかかわっていくのか、など多岐にわたるテーマから、日本考古学の「これから」を考えます。
【講義概要】
第1回 5月25日(金)
邪馬台国論争のゆくえ
第2回 6月 1日(金)
ホモ・サピエンスの進化―世界拡散と日本列島―
第3回 6月 8日(金)
地域考古学のこれから―茨城県陸平貝塚の実例から―
第4回 6月15日(金)
デジタルと考古学―三角縁神獣鏡を読み解く―
第5回 6月22日(金)
震災と考古学
―阪神・淡路大震災の復興と発掘調査、そして東日本大震災―
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備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 大塚 初重 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1926年東京都生まれ。明治大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。文学部長・人文科学研究所長。日本学術会議会員。山梨県立考古学博物館館長、日本考古学協会会長等歴任。現在、静岡県登呂遺跡再整備検討委員長。2005年春「瑞宝中綬章」受章。専門は弥生時代と古墳時代全般。編著書は『日本考古学を学ぶ1~3』(有斐閣選書)、『日本古墳大辞典』(東京堂出版)、『日本古代遺跡事典』(吉川弘文館)、『最新日本考古学用語辞典』(柏書房)、『東国の古墳と大和政権』(吉川弘文館)、『「古墳時代」の時間』(学生社)、『「弥生時代」の時間』(学生社)、『東アジアの装飾古墳を探る』(雄山閣)、『古墳時代の日本列島』(青木書店)など。 |
名前 | 海部 陽介 |
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肩書き | 国立科学博物館人類研究部研究主幹 |
プロフィール | 1969年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。博士(理学)。専攻は人類進化学。原人や新人(ホモ・サピエンス)の化石の形態学的研究などを通じて、アジアにおける人類進化・拡散史について調査している。著書に『人類がたどってきた道』(NHKブックス)、『歯科に役立つ人類学』(共著)(わかば出版)、『絵でわかる人類の進化』(共著)(講談社)、『人類大移動-アフリカからイースター島へ』(共著)(朝日選書)など。 |
名前 | 水野 敏典 |
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肩書き | 奈良県立橿原考古学研究所 総括研究員 |
プロフィール | 1965年宮城県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は古墳時代で、主に武器と精密三次元計測技術を応用した青銅器研究をテーマとする。主な著作に「古墳時代鉄鏃研究の諸問題‐東アジアの中の鉄鏃様式の展開」(『古代武器研究』vol.8 2007)他、共編著に『三次元デジタルアーカイブ古鏡総覧』学生社2006)、『ホケノ山古墳の研究』(橿原考古学研究所、2008)他。 |
名前 | 中村 哲也 |
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肩書き | 美浦村教育委員会主査(平成24年1月現在) |
プロフィール | 1963年東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科考古学専攻博士前期課程修了。大学院生時代から茨城県稲敷郡美浦村の縄文遺跡・陸平貝塚の保存に関わる調査に従事。1991年より美浦村教育委員会に学芸員として勤務し、地域住民とともに陸平貝塚の保存と活用に取り組む。2008年からは住民参加による陸平貝塚の確認調査を実施中。著書は『霞ヶ浦の縄文文化 陸平貝塚』(新泉社 2008)など。 |
名前 | 禰田 佳男 |
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肩書き | 文化庁記念物課主任文化財調査官 |
プロフィール | 1958年兵庫県生まれ。大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館等を経て現職。全国に所在する遺跡の保存と活用に係る業務に携わる。弥生時代の石器生産と流通、集落・墓制・祭祀から弥生時代社会の復元を目指す。主な著書に『考古学の基礎知識』(角川書店2007)、『研究最前線邪馬台国』(朝日新聞出版2011)(ともに共著)など。 |
名前 | 島田 和高 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員 明治大学黒耀石研究センター員 |
プロフィール | 1970年生まれ。明治大学大学院博士後期課程中退。1996年より明治大学考古学博物館学芸員(考古部門担当)。日本列島における約35,000年前にはじまる黒曜石利用とホモ・サピエンスの拡散の関係を追求すると共に、現在はより一般的な説明モデルの構築を構想中。 |
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。主な著作に、『新収蔵の銅鐸』(明治大学研究報告 12.2007)「弥生人のライフプロセス」(同成社『弥生時代の考古学』9,2011)『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。 |