講座詳細情報
申し込み締切日:2012-04-05 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:12120040
新版・ゆっくり学ぶ江戸の古文書 パート3
- 開催日
- 4月13日(金)、 4月27日(金)、 5月11日(金)、 5月25日(金)、 6月 8日(金)、 6月22日(金)、 6月29日(金)、 7月13日(金)、 7月27日(金)、 8月 3日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
博物館で見かけた古文書や旅先でふと出会った書画のくずし字が気になった。
「くずし字が読めたらいいのに……」とか、「くずし字が読めるようになりたい」。
そのように思ったことはありませんか。
この講座は、くずし字がますます読めるようになりたい方、どんなポイントに注意したらよいか復習したい方、自分の読解力を再確認したいという方のためのクラスです。
読解の手順を一通り復習しつつ、武家、町方などの古文書から、読みやすく典型的な古文書に挑戦してみましょう。古文書での筆法や筆順の連綿について板書して解説します。それをノートに書き留めながら、ご一緒に研究して参りましょう。またレジュメで、江戸の歴史を追体験するのも、学習の興味を増してくれることでしょう。
前半は、老中をテーマにしてみたいと思います。老中は将軍補佐の幕府最高の役職としてその職務は膨大、複雑を極めます。それは江戸城内で遂行されるばかりでなく、自邸(役宅)にも持ち込まれます。それらはどのように捌かれたのでしょうか。
老中の職務遂行の実際を、奥右筆をはじめ諸役人、大名や旗本の家来との関係などを示す文書を手掛かりに、いろいろな角度から読み解き、幕府官僚層もというべきものの存在を照らし出せたらと考えています。
後半は、香道伝書の解読を通じて、香道の具体的な遊び方や手前に触れ、香道の魅力を感じていただけたらと思います。江戸時代の享保期には茶道・香道・華道などの芸道の庶民への普及により、様々な伝書が出版されました。今回のテキスト『香道記』(国立公文書館蔵)は室町時代に香道を大成した志野宗信が著したとされるものです。現在では余り興行されることがない「焚き継香」について、詳しくまとめられています。最終回には御家流の大矢栄穂先生が社中の方々と共に本格的な組香の会を開催致します。
くずし字の初歩からもう一歩先に進みたい方、古文書を通して江戸幕府の仕組みや江戸の文化にふれてみたい方に受講をお薦めいたします。
古文書学習を楽しくリ・スタートしたい皆様のご参加をお待ちしています。
【講義概要】
第1回 4月13日(金) 『憲教類典』を読む
『憲教類典』は近藤重蔵が編纂した幕府法令集です。そこから老中の実情を探ってまいりましょう。また重蔵の生涯も興味深いものがあります。
第2回 4月27日(金) 同上
同上
第3回 5月11日(金) 同上
同上
第4回 5月25日(金) 『諸事伺之留』『諸願』などを読む
老中の案件処理の仕組みを、実例から読み解いてまいりましょう。
第5回 6月 8日(金) 同上
同上
第6回 6月22日(金) 同上
同上
第7回 6月29日(金) 香道を伝書で楽しむ1
香道の概要を解説し、伝書の写本『香道記』を読む。
第8回 7月13日(金) 香道を伝書で楽しむ2
香道伝書の写本『香道記』を読む。
第9回 7月27日(金) 香道を伝書で楽しむ3
香道伝書の写本『香道記』を読む。
第10回 8月 3日(金) 特別講義 御家流大矢栄穂社中による組香の会の開催
時宜に相応しい「まがき香」を開筵。
博物館で見かけた古文書や旅先でふと出会った書画のくずし字が気になった。
「くずし字が読めたらいいのに……」とか、「くずし字が読めるようになりたい」。
そのように思ったことはありませんか。
この講座は、くずし字がますます読めるようになりたい方、どんなポイントに注意したらよいか復習したい方、自分の読解力を再確認したいという方のためのクラスです。
読解の手順を一通り復習しつつ、武家、町方などの古文書から、読みやすく典型的な古文書に挑戦してみましょう。古文書での筆法や筆順の連綿について板書して解説します。それをノートに書き留めながら、ご一緒に研究して参りましょう。またレジュメで、江戸の歴史を追体験するのも、学習の興味を増してくれることでしょう。
前半は、老中をテーマにしてみたいと思います。老中は将軍補佐の幕府最高の役職としてその職務は膨大、複雑を極めます。それは江戸城内で遂行されるばかりでなく、自邸(役宅)にも持ち込まれます。それらはどのように捌かれたのでしょうか。
老中の職務遂行の実際を、奥右筆をはじめ諸役人、大名や旗本の家来との関係などを示す文書を手掛かりに、いろいろな角度から読み解き、幕府官僚層もというべきものの存在を照らし出せたらと考えています。
後半は、香道伝書の解読を通じて、香道の具体的な遊び方や手前に触れ、香道の魅力を感じていただけたらと思います。江戸時代の享保期には茶道・香道・華道などの芸道の庶民への普及により、様々な伝書が出版されました。今回のテキスト『香道記』(国立公文書館蔵)は室町時代に香道を大成した志野宗信が著したとされるものです。現在では余り興行されることがない「焚き継香」について、詳しくまとめられています。最終回には御家流の大矢栄穂先生が社中の方々と共に本格的な組香の会を開催致します。
くずし字の初歩からもう一歩先に進みたい方、古文書を通して江戸幕府の仕組みや江戸の文化にふれてみたい方に受講をお薦めいたします。
古文書学習を楽しくリ・スタートしたい皆様のご参加をお待ちしています。
【講義概要】
第1回 4月13日(金) 『憲教類典』を読む
『憲教類典』は近藤重蔵が編纂した幕府法令集です。そこから老中の実情を探ってまいりましょう。また重蔵の生涯も興味深いものがあります。
第2回 4月27日(金) 同上
同上
第3回 5月11日(金) 同上
同上
第4回 5月25日(金) 『諸事伺之留』『諸願』などを読む
老中の案件処理の仕組みを、実例から読み解いてまいりましょう。
第5回 6月 8日(金) 同上
同上
第6回 6月22日(金) 同上
同上
第7回 6月29日(金) 香道を伝書で楽しむ1
香道の概要を解説し、伝書の写本『香道記』を読む。
第8回 7月13日(金) 香道を伝書で楽しむ2
香道伝書の写本『香道記』を読む。
第9回 7月27日(金) 香道を伝書で楽しむ3
香道伝書の写本『香道記』を読む。
第10回 8月 3日(金) 特別講義 御家流大矢栄穂社中による組香の会の開催
時宜に相応しい「まがき香」を開筵。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 岩崎 信夫 |
---|---|
肩書き | 小学館アカデミー古文書塾講師 |
プロフィール | 1942年東京都生まれ。静岡県裾野市史や目黒区めぐろ歴史資料館の「武島家文書目録」の編纂に従事。また武嶋家文書を読む会として『東北大学本浮浪追討記』を翻刻。幕末の制度改革に関心を持っています。 |
名前 | 伊能 秀明 |
---|---|
肩書き | 明治大学中央図書館事務長 |
プロフィール | 群馬県生まれ。文部科学省委嘱事業や笹川科学研究助成を受け、明治大学の学術資源や人的ネットワークを生かした生涯教育事業その他に従事。著書に『法制史料研究』1~4、『大江戸捕物帳の世界』(アスキー新書)など。元明治大学博物館事務長。法学博士。 |
名前 | 米田 雅子 |
---|---|
肩書き | 小学館アカデミー古文書塾講師 |
プロフィール | 1947年東京都生まれ。東京教育大学史学科卒業後、日本国有鉄道や国立市、裾野市の修史事業の史料解読に携わる。現在は調布市の市民講座や古文書塾で古文書解読のコツや江戸時代の文化について指導をおこなっています。特に江戸時代に著された茶道や香道の伝書の解読を通じて、江戸の芸道の奥深さに引かれています。 |
名前 | 大矢 栄穂 |
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肩書き | - |
プロフィール | - |
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